2015/1/16

リアル金持ちの現場

銀行系以外でも、株式移転の際に「自社株の価値を下げるため」の運用商品・保険・リースなど、様々な提案ができます。事業承継はビッグビジネスなのです。

さて、資産管理会社とはどんな仕組みでしょうか。まずオーナーが保有する事業会社の株式などを新しく設立した資産管理会社に移転し、オーナー自身は資産管理会社の株主になります。その上で、将来経営権を渡したい子供などを社長や株主に就任させる形を取る場合が大半です。

この仕組みを使うことで、以下のようなメリットが生まれます。

【メリット1】 事業会社株式の分散防止

企業オーナーが個人として株を保有している場合、相続が発生するごとに大株主が分散してしまいます。資産管理会社に企業オーナー一族の保有株式を集約すれば分散防止につながり、経営の安定に寄与します。

【メリット2】 配当や株式評価に対する節税効果

資産管理会社が、そのオーナーが経営する事業会社から受け取る配当金の課税は、100%または50%の「益金不参入」(売り上げとして計上しなくてよい)扱いになり、法人税が減ります。

個人が受け取る配当金の場合、未上場企業であれば総合課税となってしまうことを考えると、特にその他の収入が多いオーナーにとっては税制メリットが大きくなります。

近づくキャッシュレス社会
ビジネスパーソンの住まいと暮らし