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高学歴者ほどご注意 退職金運用、投信でリスク回避

2015/2/18

日経マネー

まとまった退職金が手に入ったものの、どう運用したらいいのか――。老後の資金作りに詳しい専門家3人が、お薦めの運用手法を紹介する。学歴の高い大企業OBほど無理な運用に手を出しやすい傾向があり、注意すべきとの声も。

【1】 連続増配を続ける米国株は有力な選択肢

びとうファイナンシャルサービス代表 尾藤峰男氏

海外投資と聞いただけで二の足を踏む人は多い。だが、投資信託(投信)やETF(上場投資信託)を買うだけで実現できる。例えば、下表の「バンガード・トータル・ワールド・ストックETF」がベンチマークにしている指数は47カ国約8000銘柄で構成され、世界市場の98%をカバーしている。数日で換金できるので「すぐ売れない」などの心配も無用だ。

個人的には海外株を薦めたい。長く持つなら少々の株価変動は気にならないし、長く持つと通貨が下落しても株価上昇が埋め合わせするので為替リスクも小さくなる。米国には20年以上増配を続ける銘柄がいくつもある。それに自社株買いなどによる株主価値の向上にも積極的だ。

注:2014年11月7日時点

世界的な株高になりつつあるが、割安な銘柄は常に存在するもの。余裕資金を現金のまま置いておけば「キャッシュドラッグ(現金比率が高いため投資効率が落ちる現象)」が起きるし、インフレになれば目減りする。退職後は積み立て投資などではなく、一刻も早く市場に資金を置いて複利効果を享受すべしと考えている。

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