ジャズをいい音で クリスマスの響きも心地よく

新しいジャズの楽しみ方を提案する「Something Jazzy 女子のための新しいジャズ・ガイド」の著者、島田奈央子さんによるジャズガイド。最近の話題やおすすめのアルバムを紹介します。

毎年12月になると、街のイルミネーションがいっきにクリスマス一色に。お店から流れてくるBGMも洋楽、邦楽、ジャンルに関係なくクリスマスソングが増えてきます。中には、もちろんジャズもあり、知らず知らずのうちに、ジャズを聴くことが多い季節でもあります。

実は私がジャズを初めて聴いたのはクリスマスでした。子供の頃、クリスマスになると父が棚から1枚のレコ-ドを出し、ジャズボーカリスト、ナット・キング・コールが歌うクリスマスソングを家族で静かに聴くのが恒例でした。ほとんどの曲がクリスマスの有名な曲でしたが、流れてくる外国のおしゃれなサウンドと低くて渋い歌声に、子供ながらにもひかれるものがあり、繰り返し何度もかけるように父にせがんだのを覚えています。

当時オーディオにこだわりをもっていた父は、レコードをかける前には必ずクリーニングスプレーをかけ、針もおろしたての新品で聴いていました。毛むくじゃらのスピーカーから流れる、包まれるような優しい音。いい音で聴いた音楽は、より深く心に残る気がします。

臨場感あふれる「ハイレゾ」仕様も

好きな音楽をいい音で楽しむために、オーディオにも少しこだわりたいですよね。私はオーディオ雑誌でも連載をしていますが、高音質で音楽を楽しめる「ハイレゾ」対応のオーディオ機器が増えています。CD以上にクリアで美しく、まるで目の前で生演奏を聴いているような、臨場感あふれるサウンドを味わえるこのハイレゾ音源は、オーディオマニアのみならず、一般家庭でも広がってきました。ハイレゾ音源仕様のヘッドホンやイヤホン、ダウンロードサイトも増え、注目を集めています。

いま使っているオーディオを少しでもいい音にしたいなら、スピーカーの位置や向きを変えてみたり、カバーを外してオーディオの下に硬いものを敷いたり、左右を逆にしてみたり、色々と試してみるとやはり違いがあるようです。オーディオショップのショールームに行ってみるのもお薦めです。ショールームと聞くと、マニア向けだとか、購入しないと入れないといったイメージがありますが、実は気軽にオーディオに触れたり、試聴できたりします。