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注目は『弱虫』『艦隊』『大罪』 15年アニメビジネス

日経エンタテインメント!

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作品をブレイクさせる「機能」として価値が高まっているアニメ。今、何が面白いのか――。2015年、新作&人気作を中心に次なるメガヒットの芽を分析し、アニメビジネスを飛躍させるような注目作品を紹介する。

【トピック1】 スポーツ男子×速攻展開 『弱虫ペダル』
キャラソン、劇場上映などアニメ化を機に多方面に拡大

『黒子のバスケ』『ハイキュー!!』(以上、『週刊少年ジャンプ』で連載中)など、高校男子が活躍するスポーツマンガのアニメ化作品は、近年鉄板の人気作となっている。このジャンルで、急速に拡大しているのが、渡辺航原作の『弱虫ペダル』だ。

主人公の小野田坂道が総北高校入学と同時に出会った自転車ロードレースに魅せられ、仲間やライバルたちとしのぎを削りながらインターハイ優勝を目指す激アツ青春ストーリー。『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)で連載が始まったのは2008年。2012年に舞台化され、2013年10月~2014年7月まで3クールにわたりテレビアニメを放送。そして、2014年10月からはアニメ第2期となる『弱虫ペダル GRANDE ROAD』がスタートしている。

展開は多岐でスピーディー

「実写に続いてアニメも、パッケージ収入を生業とするのは難しい局面に入っているので、ビジネスの多面性は大事」と話すのは、東宝の山中一孝プロデューサー。それらを速攻で展開しているのが、「弱ペダ流」だ。

第1期の放送前に原作コミック同こんのOVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)とキャラソンCDをリリース。その後声優イベントの開催、自転車ブランドや自治体とのタイアップなど多彩な企画を連続で実施した。

また、放送終了後には2カ月半で新規エピソードを合わせた1期の新編集版『~Re:RIDE』を劇場上映。そして前作終了からわずか3カ月のタームでアニメ2期放送と怒とうの展開を見せる。

「アニメは毎クールごとに作品数が多い。その上、この作品の熱心なファンでありターゲットでもある女性は新しいものへの移り変わりが速い傾向があるので、どんどん仕掛けを投下して継続して盛り上げていきたい」と山中氏。

今後は、東宝という会社が持つ利点もフルに活用していく考えだ。

「劇場が使えるので、そこでイベント系の企画が拡充できたらと。例えば、舞台のライブビューイングのプレオーダーが予想を超える数になっている。また、『~Re:RIDE』の結果からライト層にもファンがいることが明らかになったので、ここからさらに客層を広げられればと。最終的には、大型配給の劇場版も目指したい」(山中氏)

【トピック2】 濃いミリタリー×ライトなキャラクター 『艦これ』『ガルパン』
アニメの定番・女子キャラクターものに新風ミリタリーとの組み合わせで一大ブームに

ここ最近における、男性向けコンテンツの特徴的な動きといえば、ミリタリー(軍事)ジャンルの復権が印象に強い。

復権の旗頭となったのは、2012年に放送が開始された戦車アニメ『ガールズ&パンツァー』(以下『ガルパン』)と、2015年1月よりアニメ版の放送が予定されているDMM.comのブラウザーゲーム『艦隊これくしょん -艦これ-』(以下『艦これ』)の2作品だ。

両作が話題となって以降、全国の模型店でホコリをかぶっていたプラモデルが一斉に売れ始め、関連専門誌が書店から消えるという、以前から考えれば異常ともいえる影響が、関連業界全体にもたらされている。

このヒットを生んだ要因は、濃いミリタリーの世界と、ライトなキャラクターコンテンツとの融合にある。ミリタリーというジャンルは、前提として必要な知識があまりに多く、一般的なジャンルと比較して、あまりに門戸が狭い。しかし、先に挙げた『ガルパン』と『艦これ』は、魅力的なキャラクターを前面に押し出すことで、狭い門戸を押し広げたのだ。

ライトな作品のファンは若年層が中心となるため、いちユーザーが持つ財布の中身には限界がある。やはり、長期的なヒットを望むためには、ファン層を拡大する要素を組み込まねばならない。その要素として用意されたのが、ミリタリーだったというわけだ。

『艦これ』は、2015年1月に初の映像化を果たす。ここでアニメファンの支持を得られれば、長期ヒットへの道筋が確実な物となるだろう。第2の『ガルパン』となれるか否かは、2015年にかかっている。

【トピック3】 王道の少年マンガ×2クール 『七つの大罪』
初の「日5」にファンタジー大作、講談社が注力するアニメ化戦略

毎日放送(MBS)制作、TBS系日曜夕方5時からの放送枠、通称「日5」。テレビアニメシリーズの「名門枠」で、2014年10月から放送しているのが、『週刊少年マガジン』で連載中の『七つの大罪』だ。

物語は、人と人ならざるもの、そして魔力が交差する冒険譚。「リオネス王国」の王女エリザベスが、酒場で出会った少年メリオダスとともに、国の再興のため、かつて国を追われた「七つの大罪」のメンバーを探し旅に出る王道アクションファンタジーだ。

作品の版元である講談社のライツ企画部長の松下卓也氏は『七つの大罪』のアニメ化について、「『進撃の巨人』からも分かるように、本やそれに関連した商品を売るためには2クールというのは大事だと考えています。そのため、力を入れる作品に関しては2クール以上を目指したい」と語る。放送されてから企画すると、商品化されるのは早くて3カ月後。1クールだとその頃には放送が終わってしまうというわけだ。

実は、講談社作品の「日5」放送は、今作が初。今まで「日5」で放送された作品は、『青の祓魔師(エクソシスト)』『マギ』『ハイキュー!!』など、どれもアニメ化前から掲載誌で人気を得ており、アニメ化されることによって一般層へファンを広げている。

「『マガジン』掲載の作品に関しては、タイアップなしで1巻あたり10万部を超えたら映像化を試みます」と言う松下氏。王道の少年マンガとして力が入る『七つの大罪』の動向が気になるところだ。

(ライター 山内涼子、蒼之スギウラ)

[日経エンタテインメント! 2014年12月号の記事を基に再構成]

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