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9月にプロ野球の最年長勝利記録を更新した中日の山本昌投手(49)が26日、日本記者クラブで記者会見した。現役最年長の大ベテランは「来年50歳になるが、自分では最後にするつもりはない」と力強く話した。

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スーツ姿で会場に現れた山本投手は、服の上からもわかるがっちりした体格。肌の色つやもよく、かなり若々しい。18歳で入団してから来季は32年目。「とっくに徳俵に乗っかっている」と冗談交じりに言ったが、すぐに「現役としてやるからには先発に入ってふた桁勝つのは最低限の目標。もう一度優勝したい」と闘志を燃やした。

現役生活を長く続けられている秘訣を聞かれると、自身のしつこい性格を一番に挙げた。「面倒くさくないことを長く続けるのが得意。単純作業が苦にならない。高校時代に買った2キロのダンベルを使って今もトレーニングしている。そういうしつこいところが大きな成果になった」と継続する力の重要性を語った。

自分がプロ入りした時に、まだ生まれていなかったような若い選手たちとの接し方については「今の若い選手たちのほうが練習をしっかりして、羽目を外さない。情報も知識もたくさん持っていてしっかりしている。そういう若い選手の意見は尊重している」と強調。純粋に力で勝負する世界ならではの対等なつきあい方をしていると話した。

「中高年の星」と呼ばれることについては「かえって励まされている」と話す一方、「朝起きて布団から起きられないこともある。私も皆さんと同じ年齢ですが、これだけがんばっている。皆さんもがんばってくださいというメッセージを発信できればうれしい」と同世代サラリーマンにエールを送った。

(映像報道部 斎藤一美)

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