ライフコラム

ヒット総研の視点

「ゴミ拾いはスポーツだ」地域活性化イベントの狙い 日経BPヒット総研 渡辺和博

2014/11/27

エンターテインメント、トレンド、健康・美容、消費、女性と働き方をテーマに、ヒット案内人が世相を切るコラム「ヒットのひみつ」。いまを象徴するキーワードから、話題の理由、面白いワケなど、「ひみつ」を明らかにします。今回のヒットワードは【ゴミ拾い】。ゴミ拾い、雪かきなど地域貢献をスポーツイベント化する動きが出ています。最新事情を紹介しましょう。

制限時間は60分。5人ひと組のチームで、時間内にどれだけ多くのゴミを拾うか、その質と量を競う「スポーツゴミ拾い」という競技がある。2008年に東京・渋谷で第1回大会が開かれてから、年々開催回数は増え続け、2014年には年間80回が開かれるまでに拡大している。のべ300回、北海道から沖縄まで全国各地で行政、企業、教育期間が参加する地域イベントとして定着しつつある。


スポーツという以上は、勝敗を決めるルールがある。単に大量のゴミを集めればよいわけではなく、ゴミの種類によって、細かくポイントが決められており、例えば、ダンボールのような燃えるゴミは100グラム当たり10ポイントだが、タバコの吸い殻なら同じ100グラムでも100ポイントとなる。これはゴミの集めにくさや、老若男女が参加したときに体力や体格で有利不利が生じないように決めたものだ。このゴミの分類も、開催される地域の分別ルールによって、大会ごとにその都度決めている。

2014年の6月に開かれた鹿児島大会では、桜島の火山灰も一袋100ポイントと、ご当地ならではのルールも設定される。

2014年の6月に開かれた鹿児島大会

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