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大阪初の「ららぽーと」 施設の隅々までママ目線

2014/12/6

■海外ファストファッションと国内アパレルの新業態も集結

同施設は両サイドに集客力の高い大型店を配したサーキットモール型。中央に開放感のある吹き抜け空間を設け、南北両サイドに大型店を配置して回遊性を高めている。

グランドフロアとなる2階は北側にキッズ関連ゾーン、東側にレストラン街、南側のコストコ方面に食品スーパー「全農ファーマーズ」を配置し、メリハリのあるテナントミックスに。また「アメリカンイーグルアウトフィッターズ」「ベルシュカ」「フライングタイガーコペンハーゲン」「オールドネイビー」「ストラディバリウス」「ザラホーム」などが出店し、都心型ショッピングモール並みに海外ブランドが勢ぞろいした。3階にも「H&M」「ザラ」「 ギャップ」「ユニクロ」といったグローバルSPAブランドが並ぶ。子育てママ客も「これまではファッションは大阪ミナミで買っていたが、好きなブランドが集結しているので楽しい」と顔をほころばす。

さらに「ユナイテッドアローズ グリーンレーベル リラクシング」「アーバンリサーチドアーズ」など国内の人気セレクトショップや「ロフト」「無印良品」「エディオン」「ダイソー」など生活雑貨から家電まであらゆるジャンルの商品がそろい、ワンストップショッピングが可能なのも魅力だ。

ザラの妹ブランド「ストラディバリウス」。2014年11月9日には大阪・心斎橋に日本旗艦店がオープンした
大阪府下では1号店のアメリカ村店、くずはモール店に次ぐ3店舗目の「フライングタイガーコペンハーゲン」

人気セレクトショップ、アーバンリサーチのライフスタイル提案型業態「アーバンリサーチドアーズ」は大型ショッピングモールに欠かせない存在に
「リラックス&ハッピー」をコンセプトに、女性のデイリーウエアからルームウエア、生活雑貨、子供服までそろえるライフスタイル型ショップ「セシルデイズ」。大阪初登場

■スーパーは売り場の3分の1が農産物直売所

新たな取り組みとしては、食品スーパーに「JA全農ファーマーズ」を誘致している点も見逃せない。郊外型の大型ショッピングモールの場合、大手量販店を導入するケースが多いが、和泉中央駅前にはイズミヤ、同施設に隣接して「コストコホールセール」などが出店していることもあり、JAグループが経営する食品スーパー「Aコープ」を導入。運営するエーコープ近畿初の農産物直売所一体型店舗を開業した。大型商業施設の核テナントとしては全国1号店となる。

店舗面積は1980平方メートルで、近畿圏内最大規模。そのうち農産物直売所は3分の1を占める。地元JAいずみの組合員のうち、約200軒の農家が生産した新鮮な農産物を中心に、大阪や全国の産地直送品を販売。精肉売り場では神戸ビーフ、但馬牛、北海道十勝産鹿追牛など国産の銘柄肉をそろえているのも特徴だ。さらに、国産原料を優先使用する全農ブランド、純国産ワインなどグループの調達力を生かし、地域一番の品ぞろえを目指しているという。

エーコープ近畿初の農産物直売所一体型店舗「全農ファーマーズ」。大型商業施設の核テナントとしては全国初。売り場の3分の1が農産物直売所

「小さな子供のいる家庭は食の安全性に対する意識が高い。当店では国産の農畜産物をメーンに品ぞろえし、安心、安全、新鮮を売っていく」と、同店ストアマネージャーの塩河克舎氏は意気込む。直売所の農産物は農家が価格を決めるため、時期やものによってはかなりお得な価格で買えそう。新鮮な生鮮品がそろい、一人向け総菜や食材も多いので、サイズや量が大型のコストコとはすみ分けが可能だろう。

ママ目線に徹した設備とサービスの提供、産直農産物を提供する食品スーパーの展開――。関西では後発のららぽーとだが、このユニークな取り組みで大阪南部の市場開拓を狙う。

(ライター 橋長初代)

[日経トレンディネット 2014年11月5日付の記事を基に再構成]

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