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大喜利で大笑い イベントで、アプリで、商売で

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1つのテーマに対して、ひねりを利かせて答えることば遊び「大喜利」が各地で盛り上がっている。臨場感ある大喜利を楽しめる専用スペースの登場やトーナメント方式で面白さを競うイベントも開催され大にぎわい。SNS(交流サイト)などコミュニケーションツールが発達し、面白さを手軽に共有できる手段が増えたことも人気を後押ししているようだ。

元お笑い芸人が専用スペースを開設

「大喜利初心者のイメージキャラクター『ひなどり』の特技は」――。パソコンの画面に映し出されたお題を見て、瞬時に複数の手が挙がる。「SNSを炎上させる」「TOEICのスコアが898点」。小気味よいやり取りに、ドッと笑い声が上がる。

お題に対する大喜利をその場でホワイトボードに書いて見せ、生の反応を楽しむ大喜利スペース「喜利の箱」(東京・豊島)は2013年に元お笑い芸人の星野児胡さん(29)が開設した。制限時間はなく、入場料はワンドリンク付きで800円(見学は500円)。 「面白いことをやりたい、共有したいと思う人は多い。気楽に楽しめて自己表現がしやすい場所を提供したかった」(星野さん)という。

平日は仕事帰りの会社員や学生、休日は近所に住む人から北海道や長崎から来る人まで、年齢や性別の違うさまざまな層が集まる。6月から通い始めたという会社員の女性(22)は「ブラックジョークなど普段言えないことを言える貴重な場」。会社員の男性(46)は「仕事でむしゃくしゃしたことがあると自然に足が向く。大声で笑うと気持ちもすっきりするし気分転換になる」と話す。

トーナメントでおもしろさ競う

「笑点」などテレビ番組をきっかけに大喜利をやってみたいと思った人々が各地で集まり、自分たちでイベントを運営するケースも増えている。 11月1日に新宿バティオス(東京・新宿)で開かれた大喜利イベント「大喜利革命 F☆LEAGUE」もその1つ。12年から始めたイベントは地方予選を開くなど規模を拡大しながら今回で10回目を迎えた。

予選を勝ち抜いた12人が壇上に上がり、うち9人がトーナメント方式で優勝を争った。3人ずつステージに上がり、出されたお題に対し、制限時間内で複数回答する。1題につき5分計3題出題され、待機中の参加者がその場で点数をつける。勝敗は平均得点で決めるため回答するときも質か量どちらで勝負するか戦略が必要だ。

「遠足のおやつが300万円までのときにありそうなこと」というお題には、「みんな高いお菓子を持ってきたのでベビースターが人気出た」「ダイヤモンドをガリガリかんでる」などの回答。優勝した男子高校生(18)は「短い時間に集中して考えるので頭の体操になる。笑ってもらえると楽しいし、自信にもなる」と話していた。

専用アプリで笑いの交流広がる

大喜利を始めたきっかけがインターネットの交流サービスだったという人も多い。ウェブコンテンツの開発などを手掛けるオモロキ(静岡県熱海市)が運営する、写真にユニークな一言を加えて投稿し合う交流サービス「ボケて」が人気を集めている。

認知度が高まったのはスマートフォン専用のアプリを投入した12年から。ツイッターなどSNSでも話題となり、ユーザー層は10代から50代超まで男女を問わず広がりを見せている。13年の年間投稿数は前年比10倍の2千万超まで伸びた。同社は「3秒で笑えるがコンセプト。隙間時間に手軽に楽しめる点が受けているようだ」という。

企業は商品のキャンペーンに利用

大喜利人気に企業や自治体も注目する。「ボケて」のお題に自社の商品画像を提供して、大喜利をしてもらうキャンペーンを日清食品はカップ焼きそば「焼そばU.F.O.」、キリンビバレッジは缶コーヒー「ファイア」で実施。カルビーは新商品の辛いポテトチップス「カラビー」の販売促進策で、大喜利を取り入れた独自のキャンペーンを展開した。

宮崎県日南市は地域振興の一環で今年2月末から約1カ月間、市長やゆるキャラの写真に「ボケて」もらうキャンペーンを実施。ボケの評価数は1万件を超え、地域の特産品を販売する仮想商店街「ポンパレモール」の3月の売上高は前月比約4倍に増えた。

企業も「笑いから入ることで商品にポジティブなイメージを持ってもらいやすい」(キリンビバレッジ)などと手応えを感じている様子。「笑う門には福来たる」。大喜利が運ぶ笑いにはさまざまな可能性が秘められているようだ。(鷹巣有希)

[日経MJ2014年11月12日掲載]

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