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今年はホテルで、おひとりさま流クリスマスの過ごし方

「おひとり力」養成講座

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日経ウーマンオンライン
いまや、アラフォー年齢でも"3~4人に1人"が独身「おひとりさま」の時代(2010年総務省「国勢調査」)。おひとりさまとして、どう生きるべきか? 不安や悩みを持つ人もいるはずです。マーケティングライターの牛窪恵さんが、ひとりの場面でも安心して生きられる力、「おひとり力」の向上について、様々なテーマを紹介・分析します。今回は「クリスマス」についてお話します。

私が運営するマーケティング会社(インフィニティ)でも、毎年シングル女性を対象に「クリスマス調査」を実施しますが、2012年のクリスマス直前、「カレとホテルで過ごす」と答えた20~40代女子は、2%しかいませんでした。

さて、皆さんのクリスマスは……?

「聞いてください。今年のクリスマス、会社の忘年会なんです」。そう教えてくれたのは、アパレル勤務のA子さん(20代後半)。

私が驚いて「え、そうなの?」と聞くと、同じショップにいた女子スタッフ全員が「そうなんですよ」と、不満に口を尖らせて大合唱。ただそのあと、皆さん口々にこう言いました。

「でもまぁ、彼氏もいないし、別にいいんですけど」「どうせ毎年、家族と(パーティを)やるだけだし」

数字でも、その傾向は見てとれます。

2013年、OL向けフリーペーパーを発行するシティリビングが、20~30代の女性に「去年のクリスマスはどのように過ごしましたか?」と聞いた調査でも、

◆1位:「家 族」=2071人

◆2位:「恋 人」= 441人

◆3位:「ひとり」= 424人

との結果に。

ダントツトップが「家族」で、「恋人」はその5分の1ほど。しかも3位の「ひとり」とたった10数人しか違わない、僅差の2位となりました。

そう、クリスマスを一人ぼっちで過ごす「クリぼっち」さえ、すでに「恋人」と同レベルのマジョリティー(3位)になっているのです。 なぜ、イマドキ女子は「クリぼっち」なのでしょう?

取材すると、「カレと都合が合わない」や「仕事で予定が立たない」の声よりもここ数年、目立つのは「そもそもカレがいない」との声。

実際、あるレストラン予約サイト(「オープンテーブル」)が行なった2013年の調査でも、「つきあっている人がいますか?」と聞かれて「いない」と答えた20~30代の独身男女が

◆男性=7割強(70.3%)

◆女性=6割弱(57.5%)

と、圧倒的でした。

さらに驚いたのは、「過去に、恋人とのクリスマスデートを経験したことはありますか?」の問いに対する答え。なんと、約半数の45.5%が「ない」と答えたのです。

でも、考えてみれば「クリスマスはカップルのもの」とのニュアンスが広がったのは、たぶんバブルの時代。

恋愛至上主義だった80年代半ば~90年代前半、トレンディドラマの多くはクリスマスデートのシーンを描き、松任谷由実さんの『恋人はサンタクロース』も大ヒット。

イヴのホテル宿泊も、「半年前から予約しないと、部屋が取れない」と言われたほど混雑していました。

ところが先のとおり、いまやクリスマスを過ごす相手は「家族」が圧倒的。恋人とほぼ同数で「ひとり」がランクインする時代へと変わり、ホテル側も「おひとりさま」を狙ったプランの提案に乗り出しています。

2012年の例ですが、東京・赤坂見附のホテルニューオータニでは、クリスマス前後を含めた期間、「ご褒美時間」と題した、おひとりさまプランを展開していました。

実はこのプラン、女性を中心とした「レディスプランPJチーム」のアイディアから生まれたそうです。

「ここ数年、ホテル館内のラウンジやバーで、女性のお客様がひとりでスイーツを食べたり、寛ぐ姿をよく目にするようになりました。私もひとりの時間も大切にしているので、すごく共感します」と話すのは、ホテルニューオータニ・マネージメントサービス課の今井章江さんです。同じ"働き女子"の一人として、1年間頑張ってきたおひとりさまに、エールを送ります。

一方、行政書士のB子さん(30代前半)は、クリスマスに「都内ホテルを利用した」と言います。

予約したのは、「女性おひとりさま向け」と銘打たれたプラン。B子さんによると、「魅力的だったのは、広々したプールもあるホテルのフィットネスを無料で利用できたこと」だとか。

なるほど、イヴの前後は"浮かれて騒ぐ"というより、頑張った自分をゆっくり褒めてあげたい時期でもありますよね。

また、ホテルはこの時期、クリスマスデコレーションなど季節の飾りつけで華やぎ、"非日常"を感じさせる空間に大変身。赤坂見附の企業に勤める、派遣社員のC子さん(20代後半)も会社帰り、近隣のホテルを通って駅に向かうだけで、「気分がアガる」とのこと。

「ひとりでクリスマスデコレーションを眺めていると、まるで絵本の世界に飛び込んだみたい。どこか懐かしくて、ほっこり温かい気持ちになるんです」

いかがでしょう? 皆さんも今年、前向きな気持ちで「クリぼっち」を満喫してみませんか?

牛窪恵(うしくぼ・めぐみ)
マーケティングライター。インフィニティ代表取締役。財務省財政制度等審議会専門委員。1968年東京生まれ。日大芸術学部映画学科(脚本)卒業後、大手出版社に入社して編集、PR担当後、転職し、2001年に起業。トレンド、マーケティング、小売流通、ホテル、旅行関連などをテーマに執筆、講演を行う。テレビ番組のコメンテーターも務める。主な著書に『男が知らない「おひとりさま」マーケット』『独身王子に聞け!』『ただトモ夫婦のリアル』(いずれも日本経済新聞出版社)ほか。13年、経済産業省「ダイバーシティ経営企業100選」サポーターに就任。公式ブログ「牛窪恵の気分はバブリ~♪」

[nikkei WOMAN Online 2013年12月13日付記事を基に再構成]

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