ヌーボー解禁も間近、国産ワインを味わいに山梨へ日経BPヒット総研 石井和也

エンターテインメント、トレンド、健康・美容、消費、女性と働き方をテーマに、ヒット案内人が世相を切るコラム「ヒットのひみつ」。いまを象徴するキーワードから、話題の理由、面白いワケなど、「ひみつ」を明らかにします。今回のキーワードは【山梨ヌーボー】。今年もフランスの「ボージョレ・ヌーボー」が11月20日に解禁となるなど、新酒が続々出てくる季節がやってきました。国産ワインの人気が上昇する中、山梨県ではワインを楽しむイベントが多数開催されます。2014年の傾向を紹介しましょう。

山梨ヌーボー解禁は11月3日

いよいよワインの新酒の季節到来だ。イタリアの新酒「ヴィノ・ノヴェッロ」が2014年10月30日、フランスの「ボージョレ・ヌーボー」は11月20日に解禁となる。

それと同様に、国内のワイン産地、山梨も新酒の季節を迎える。日本固有のぶどう品種である甲州とマスカット・ベリーAで造られた新種ワインは「山梨ヌーボー」と名付けられ、2014年は11月3日が解禁日だ。メルシャン、マンズワイン、中央葡萄酒など、有名ワイナリーを抱える山梨県の甲州市や笛吹市周辺では、11月中旬まで新酒イベントが各地で開催され、ワインと紅葉を楽しみに大勢の観光客が訪れる。

山梨県北杜市にある中央葡萄酒の自社農園で栽培されるブドウ

例えば笛吹市は、解禁日前日の深夜にカウントダウンイベントが催され、翌日にはワイナリーを巡るワインバスも運行されるなど、地域をあげて盛り上がる。

タビゼンが企画するワインツーリズムのイベント

11月8日、9日には、ワイナリー巡りのバス旅を提案する「ワインツーリズムやまなし2014年・秋」も開催される。事前に申し込むと、ワイナリーの資料、ワイングラス、バスチケット、時刻表などが自宅に届き、自分で旅の計画を立てて出かけるという趣向。8日は勝沼、塩山、牧丘のエリア、9日は甲府、石和、一宮などのエリアをバスで巡る。参加費5000円には試飲料は含まれていないが、それでも毎年、定員がいっぱいになる人気だ。

同イベントのツアーを企画するタビゼンの須藤治憲氏は「2014年は例年以上に反応がいい。試飲しながらワイナリーの人と熱く語り合ったり、地域の人々からおもてなしを受けたり、産地と愛好家とのいい関係が作られている」と話す。

この盛り上がりを下支えしているのが、ワインの品質の向上だ。

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ワイン産地指定でメイド・イン・ヤマナシ