日本でエボラ出血熱の患者がでたら、どうなるのか

日経ヘルス

エボラ出血熱の日本上陸はあるのか。西アフリカのギニア、シエラレオネ、リベリアで猛威をふるう「エボラ出血熱」。致死率の高い怖い感染症だが、日本での流行の恐れはあるのか。そもそもどんな病気なのか? もし患者が出たらどのようなことになるのか。知っておくべきことをまとめた。
(写真:(C)polaris/amanaimages)

「エボラ出血熱は空気感染や飛沫感染がない。感染している人や動物の血液・体液を触り、手の傷、目や鼻、口の粘膜からウイルスが侵入しない限り、感染する危険性はない。流行国で患者の治療・ケアをしたボランティアなどの感染者が日本に帰国したり、入国するリスクはあるが、日本での流行は考えにくい。また海外への渡航を控える必要もなく、この病気への感染を心配しなくて大丈夫」。国立感染症研究所ウイルス第一部の西條政幸部長はそう強調する。

エボラ出血熱の症状は下表の通りで、重症化すると白血球数や血小板数が減少し、歯肉や鼻からの出血、吐血、下血といった出血症状が出るのが特徴だ。

【 エボラ出血熱の特徴 】
●空気感染、飛沫感染しないので、感染者の体液や血液に触れなければ感染の心配はない
・混乱回避のため流行国への渡航は控えた方がいいが、入国しただけで感染する恐れはない
・日本で感染が広がる心配はない

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