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失敗を引きずらない 「立ち直る力」の身につけ方

2014/10/31

日経ウーマン

 失敗や挫折から立ち直る力=レジリエンスが今、注目を集めています。レジリエンスを磨けば強い心が手に入るだけでなく、人や成功までも引き寄せられるといいます。このレジリエンスの磨き方には、3つの方法があります。具体的な内容を専門家に聞きました。

■「私ならできる」と信じられる力を鍛える

 仕事で思いがけず大きなミスをしたり、上司に認められなかったり、社内の人間関係で悩んだり……。つらい出来事で落ち込み、やる気をなくした経験のある人も多いはず。そんなとき、「“落ち込み”を引きずらず、立ち直りのスピードを速くすれば、心の安定感が高まり、もっと力を発揮できるようになります」と話すのは、ポジティブサイコロジースクール代表の久世浩司さん。この「精神的な回復力」を「レジリエンス」といい、今、このレジリエンスの高め方を社員教育に取り入れる企業や組織が欧米で急増、日本でも注目が集まっている。

 では、レジリエンスを鍛えるためにはどうしたらいいのだろう? 「レジリエンスを高めるには3つのプロセスがあります」と久世さん。まず一つ目が「底打ち」。落ち込みをストップさせ、ネガティブな感情をリセットすること。次に、徐々に自信を取り戻す「復活」。そして最後が「上昇」。立ち直った経験によって、視野の広がりや新しい価値観を身に付けていく。

 「たとえ同じ逆境に直面しても、心が折れたままの人と、すぐに立ち直れる人とでは、次の成功の引き寄せ力が大きく違ってきます。レジリエンスの低い人は『自分にはできない』と考えがちですが、高ければ『自分ならできる』と信じられる。その前向きさに、自然に人も引き寄せられていくのです」

 失敗を失敗で終わらせないためには、そこから学びを得る力が必要。「失敗や困難を通じて得たことを、次の機会に生かすことができれば、成長や成功につなげることができます」

 レリジエンスを鍛える3つのプロセスを詳しく紹介。ネガティブな気持ちをいち早く手放して、レジリエンスな女性を目指していこう。

「レジリエンス」って何?: 精神的な回復力のこと
【resilience】 精神的な回復力を示す心理学用語。もともとは環境学で生態系の環境変化に対する復元力を表す言葉。「アメリカ心理学会では、『困難、逆境やトラブル、強いストレスに直面したときに適応する精神力と心理的プロセス』と説明しています」(久世さん)

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