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“なんちゃってアスリート”要注意 楽しく長く走るコツ 有森裕子

2014/10/20

日経Gooday(グッデイ) カラダにいいこと、毎日プラス

東京マラソンの人気などを背景に、ランニングの参加人口は2080万人と、各種スポーツの中でも高い関心を集めている。特に20~49歳の男性の参加が多いが、アスリートのような走りを性急に求めた結果、故障をしてしまう人も少なくない。そんな状況に危機感を抱くのは、五輪マラソンメダリストの有森裕子さん。トップアスリートならではの深いランニング知識を基に、楽しく長く続けるためのコツをお届けする。

ランニングへの関心は依然として高く、平日の夜に仕事を終えて走るたくさんの“皇居ランナー”の姿はすっかり日常的な光景となりました。全国各地で開催されるマラソン大会に足を運べば、市民ランナーの参加の多さに驚かされます。

こうした状況は、「ランニングを通じて健康になりたい人」を応援したい私にとって非常にうれしいことです。これからランニングを始め、長く続けたいと思っている人は、いきなり大会への出場を目指してタイムを追うのではなく、まずは走ることが楽しくなる方法を探してください。例えば、「ビールをおいしく飲みたい」「帰りにおいしいスイーツを食べたい」といった、ランニングで得られるご褒美のような目的をつくってもいいでしょう。

■多くのランナーは頑張りすぎ

加えて、自分の体を知り、ランニングに関する正しい知識とモチベーションを持って、練習を積み重ねていくことが大事になります。私は外国の大会で現地の市民ランナーを応援することも多く、そうした活動を通じて日本との違いに気付きました。一言でいうと、日本のランナーはがんばりすぎ。サポーターやテーピングをした痛々しい姿で走る方も散見されますが、外国ではマイペースの走りを楽しむ方がほとんどです。

日本人ランナーのそうした姿に違和感を覚えていることもあって、楽しいランニングを継続するための方法や具体的なポイントを、私の視点からお伝えできればと考えています。1回目は少々辛口になってしまいますが、「無理してまで走り続ける必要はない!」というメッセージをお届けしたいと思います。

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