ハリウッドの高額ギャラ女優 共通項は「強い女」日経エンタテインメント!

一方のジェニファーも、アカデミー賞主演女優賞にノミネートされた『ウィンターズ・ボーン』(10年)で、過酷すぎる家庭環境を力強く生き抜く少女を演じ、『ハンガー・ゲーム』(12年~)では、アクションを自分でこなすため、ランニングやクライミング、弓などのハードトレーニングを積み、アクションのできる女優に変身。殺人サバイバル「ハンガー・ゲーム」に強制的に参加させられ、持ち前の鋭い勘と弓矢の腕を武器に、戦い抜く17歳の少女を演じてティーンのカリスマ的存在に。アカデミー賞主演女優賞を受賞した『世界にひとつのプレイブック』(12年)では心に傷を追っているが、芯は強い夫を亡くした女性など、肉体的、精神的にタフなキャラクターを好演した。

強さとかわいさを両立

女性の進出目覚ましい米国においても、ハリウッドはまだまだ男社会といわれる。そんななかで、女性の強さをアピールする役を演じてきた彼女たちには、役だけでなく、働く女性のシンボル的な存在として人気が集まっている。それが彼女たちにオファーが集中する現状、高額のギャラを稼げている結果につながっているといえるだろう。

50歳のサンドラと、24歳のジェニファー。若さでは当然ジェニファーが勝るが、サンドラのキャリアはだてじゃない。

サンドラがファンサービスで発するユーモラスな発言や、有名男優を手玉に取る話術は有名で、無口で知られるキアヌ・リーブスも、サンドラといるときだけは冗舌に。名優ジョージ・クルーニーと競演すれば、現場でいたずら合戦になり、みんながサンドラの虜になるという。元カレのマシュー・マコノヒーとも別れてなお家族ぐるみの付き合いを続けているなど、この交友関係のうまさは大人の女性、熟練女優のサンドラだからこそだろう。

まだまだ人間力では、ジェニファーはその域には達していないようだが、今後も2人の「強い女」がハリウッドを盛り上げそうだ。

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(ライター 安保有希子、日経エンタテインメント! 白倉資大)

[日経エンタテインメント! 2014年10月号の記事を基に再構成]

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