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女性でも楽しい  渋谷の「ギャルカフェ」探訪記

2014/11/1

■ギャルのパワーで、テンション“アゲアゲ”に

最初は異世界の雰囲気にのまれてしまったが、お店で働くギャルたちの細やかな気配りのおかげで、顔に自然に笑顔が浮かぶようになってきた。初代店長で、現在はジェネラルマネージャーとしてお店を統括するきょんちゃんは、「お店の名前も『テンション』なので、ここでアゲアゲな気分になり、元気になって帰ってくれればうれしい」と言う。

ジェネラルマネージャーのきょんちゃん(写真左)と店長のあいたん(写真右)に囲まれてテンションもアップ。ギャルメイクで“変身”すると、ギャルのポーズも自然にできてしまう

お店をオープンして2014年で3年目。秋葉原ならメイド、京都なら舞妓(まいこ)というように、渋谷のギャルにスポットをあてたお店を作りたいという思いから、スタートしたそうだ。客層は男性7割、女性3割で、そのなかで新規のお客は5割にも上るという。さまざまなメディアで紹介されていることから、海外からの観光客も多く、売り上げも順調に伸びているそうだ。「夢はこの渋谷のお店を拠点に、店舗を拡大すること。いずれ海外にも出店したい」(きょんちゃん)。

実は、ギャルカフェをオープンしたことには、もうひとつ理由があった。「ギャルのファッションやメイクをしたまま働けるところが限られていて、多くのギャルたちが働き口を探しているのが現状。なので、彼女たちがギャルとして働くことができ、社会の中でちゃんと生きていけるような場所を作りたかった。店で働くギャルたちに配る詳細なマニュアルを用意し、必要最低限の社会のルールもしっかり教えている」(きょんちゃん)。明るい笑顔の裏には、ギャルとして生きていくための真剣なまなざしがあったのだ。

明るくて気さくな「10sion」のギャルたちと話していると、悩みもストレスも吹っ飛びそうだ

それにしても、お店のギャルのみなさんは女子力が高い。自分の可愛い部分をちゃんとわかっていて、そこをアピールする術を知っている。ともすれば、男性に媚びてと言われがちだが、女性から見てもかわいいものはかわいいし、女子である部分を大事にしているのは決して悪いことではない。そしてギャルたちが性別、国籍、見た目の区別なく、訪れる人全員に平等に接しているのも、見ていて気持ちがいい。仕事で失敗したとき、プライベートで上手くいかなかったとき、とにかく気分をアゲアゲにしたいときは、「10sion」を訪れてみるといいかもしれない。

(ライター 小口梨乃)

[日経トレンディネット 2014年9月26日付の記事を基に再構成]

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