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「妖怪ウォッチ」「アイカツ!」 親子共感で大ヒット 日経エンタテインメント!

2014/10/27

『妖怪ウォッチ』『アイカツ!』――。子ども向けエンターテインメントのビッグヒットが相次いでいる。話題を巻き起こしている2作品の魅力を研究するとともに、ビジネス成功の要因を探った。

■『妖怪ウォッチ』は『ドラえもん』『ポケモン』に次ぐ定番最有力

昆虫採集に出かけた主人公のケータは、迷い込んでしまった神社で妖怪のウィスパーから、不思議な腕時計を渡され、その力で妖怪が見えるようになる。日常で困ったことを引き起こす妖怪たちを説得し、時にはバトルしながら友だちになっていく――。

店頭のカプセル自販機などでも入手できる「妖怪メダル」がブームを加速。2014年末までに200万個出荷予定の腕時計を模した時計型玩具「DX妖怪ウォッチ」「DX妖怪ウォッチ タイプ零式」に装着したり、ゲームと連動させたりと複数の遊び方がある

昨今、子どもたちの心をとらえて離さないヒット作となっているのが『妖怪ウォッチ』だ。ゲームやアニメ、玩具など幅広く展開しているのが特徴で、ゲームの最新作『妖怪ウォッチ2元祖/本家』は販売200万本以上、腕時計を模した玩具やニンテンドー3DS用のゲームと組み合わせて遊ぶメダルは3200万枚を出荷。グッズを求めて行列ができるなど、社会現象といえる大人気ぶりだ。

アニメのオープニング楽曲で、正体不明の3人組ユニット、キング・クリームソーダが歌う『ゲラゲラポーのうた』はオリコン2位。ダンス&ボーカルユニット・Dream5によるエンディング楽曲『ようかい体操第一』はオリコン3位とヒット。いずれもノリのよいメロディーと、一度聴いたら忘れられないサビが特徴

現在、キッズ向けで世代を超えた“定番”といえる大型コンテンツは、実は2つしかない。1969年にマンガ連載がスタートした『ドラえもん』、1996年にゲームが発売になった『ポケットモンスター』だ。そこへ、『妖怪ウォッチ』が久々に新たな定番として、名乗りを上げたというわけだ。では、このブームは定着し、3つめの定番の地位を確立できるのだろうか。

『ポケットモンスター』以降、キッズ向けの定番作品となるべく挑んだコンテンツがなかったわけではない。10年ほど前にはゲームメーカー、セガが手がけた男児向けの『甲虫王者ムシキング』、女児向けの『オシャレ魔女♥ラブandベリー』がいずれも当時のキッズたちの支持を集めた。カードゲームからスタートし、テレビアニメや映画、マンガなどのメディアミックスを展開。しかし、それぞれのストーリーや設定が統一されておらず、中心はあくまでもゲーム。相互にファンを増やしてすそ野を広げるには至らなかった。

2013年7月発売の第1作目は約120万本をセールス。わずか1年後の2014年7月には続編をリリースし、短期間で260万本販売を達成した。『ポケットモンスター』シリーズの新作ゲームが約3年に1本なのと比べスピード感のある展開だ

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