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不動産リポート

1番人気は「東南角地」はもう古い 不動産コンサルタント・長嶋修

2014/10/8

日本人は住宅の「南向き」信仰が強い。日当たりを重視する人が多いからだろう。当然、人気は価格に反映されるため、マンションであれば、北向きより南向き、住宅地であれば近接した区画であっても、「東南角地」の価格が最も高くなるのが常識だ。しかし、これからはこの常識が変わっていきそうだ。

■「道路付け」が住宅の価値を左右

東南角地の価値は下がり、敷地延長地型(整形地の奥に位置する旗状の土地)などの価値が見直されるのが、今後の潮流になるだろう。

住宅地の地価が決まる要素のうち「道路付け」は最も重要なものの一つ。土地の東側に道路がある場合は「東道路」と呼ぶ。南側にある場合は「南道路」と呼ばれ価値が高い。東側・南側双方に道路があれば「東南角地」で、最も資産価値が高いとされる。西道路の土地が坪100万円だとすると南道路は10%高の110万円、東南角地は120万~130万円で売買される(図参照)。

道路付けによる価値は主に「日当たり」で決まる。東南角地の価値が最も高いのは、朝日が入り、日中も日当たりが良いため。次に価値の高い南西角地は、朝日は望めず西日になることもあって坪120万円程度。北道路の土地は、南側に建物が立つと直射日光は望めないため、90万円程度となる。

ただし、実際に建物が建ってみると、そうした価値とはまた違った側面が浮かび上がってくる。

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