2014/10/25

おでかけナビ

同店ではジュース上級者向けに、コールドプレスジューススムージーにオーガニックスーパーフードや生スピルリナを追加できるメニューを用意している。さらに高い効果や実感を求める人のためには、1日をほぼジュースで過ごす「コールドジュースプログラム」というキットも発売する予定。例えば「1day ビューティプログラム」は、解毒効果の高い成分の多いジュースを飲んで吸収しやすい状態にしてから、抗酸化作用を持つ食材のジュースを飲むなど、プログラミングすることでより高い効果を促すことができるのが、セット販売の目的だという。

「これまでコールドプレスジュースになじみのなかった人だったら、最初はフルーツの入ったコールドプレススムージーでスタートし、慣れてきたらコールドプレスジュースに挑戦するなどがおすすめ。初心者から上級者まで、より幅広い楽しみ方を提供したい」(同店)

ライバルは「スーパーフードスムージー」か…

フレッシュネスバーガー朝限定メニュー(11時まで)の1つ「スーパーフードバナナスムージー」(290円)。スピルリナ特有のグリーンの色味から見た目は青汁のような苦そうな印象を受けるが、濃厚なバナナジュースのような味で非常に飲みやすく、1杯飲み切るとかなりの満腹感

コールドプレスジュースとならぶもう1つのジュースのトレンドが、スムージーの進化系といえる「スーパーフードスムージー」。従来のスムージーに、スーパーフードと呼ばれる素材を加えてより栄養価を高めたものだ。

スーパーフードとは日本スーパーフード協会によると、「一般の食品よりビタミン、ミネラル、クロロフィル、アミノ酸といった必須栄養素や健康成分を多く含む、主に植物由来の食品」のこと。同協会では主なスーパーフードとして「スピルリナ」「アサイー」「カカオ」「ココナツ」「ビーポーレン」「ブロッコリースーパースプラウト」「チアシード」「アロエベラ」「クコの実」「麻の実油(ヘンプ油)」の10種類を挙げている。最近、ローフード(火を通さない調理で食べる食事法)愛好者の間で人気が高いそうだ。

ELLE cafeでは上級者用のカスタマイズ用素材として、抗酸化作用の高いレッドマカやマキベリー、抗酸化作用が高く鉄分も豊富なアサイー、腸内環境改善作用や免疫アップが期待できる生スピルリナなどのスーパーフードを用意している。また以前からスムージーに力を入れているフレッシュネスバーガーでは、2014年4月からは朝限定メニューとして「スーパーフードバナナスムージー」を販売。「時間がないときでも手軽にとれ、1日の始まりにしっかりと栄養補給ができる商品を考えた結果、スーパーフードを使用したスムージーに行きついた。スピルリナには、アミノ酸・ビタミン・ミネラルなど50種類以上の健康・栄養成分が含まれている」(フレッシュネスバーガー)という。

筆者にはスロージューサーでのジュース作りに挫折した経験がある。第一の理由は「野菜の調達の大変さ」。水を一滴も加えず野菜の水分だけでジュースを作るには、コップ一杯分でも大量の野菜が必要で、外出するたびに野菜を探していた。それを思うと、無農薬の素材中心で1杯1000円前後は仕方ない気もする。

代官山駅「コスメキッチン代官山店」のジューススタンドでも、コールドプレスジュースと一緒にスーパーフードスムージーを提供。左はニンジン、リンゴなどを使用したコールドプレスジュース「ビューティ・シークレット」(680円)、右はココナツオイル、ゴジベリー、マキベリーなどを使用したスーパーフードスムージー「GOOD! FOR HAIR」(680円~)

家庭で作るジュースとの一番の違いは、ブレンドしたときの味の完成度。コールドプレスジュースは水を加えないため、素材の風味がダイレクトに出る。筆者は各素材の効能を調べ、目的に合ったものをブレンドしていたが、味で失敗して飲めないものができることもよくあった。今回取材したショップでは、「解毒」「アンチエイジング」など目的に応じたブレンドが選べ、かつどれを選んでも飲みやすい味になっていて感心した。また家庭で作るジュースには若干のとろみがあったが、Why Juice?とクレンジングカフェ代官山のコールドプレスジュースは、水のようにサラサラで驚いた。好みもあるだろうが、一気に飲みやすいのはショップのジュースのほうだろう。

取材中も来店客が多く、主に30代前後で会社員風の男性も多く見かけた。食と健康への関心は高いが、実践するための時間がかけられない働き盛りの層に、こうした店が歓迎されているのを感じた。

(ライター 桑原恵美子)

[日経トレンディネット 2014年9月24日付の記事を基に再構成]

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