2014/10/25

おでかけナビ

海外製の大型ジューサーの導入で供給量を確保

「Why Juice?」は代官山駅北口から徒歩5分。渋谷方面に伸びる裏通り「キャッスルストリート」沿いにある。代官山のメインストリートではなく人通りも少ないが、1日に300本売れたこともあり、ほぼ毎日訪れるリピーターもついているそうだ。多いのは20~30代の女性とのこと

「Why Juice?」は異業種の会社を経営しているアウトドア好きの社長が、旅先で無農薬栽培に熱心な農家に出会い、農業に関心を持ったことがきっかけでオープン。一般的にジュースは複数の素材を混ぜて一度に搾ることが多いが、同店では素材ごとに分けて搾っている。農作物はその時々で味にブレがあるため、別々に搾ってミックスしたほうが一定の味に調節しやすいからだ。

夏の暑い日によく売れたという「Refresh」は、パイナップル・キュウリ・ミント・レモンを使った爽やかな味。おすすめの「All You Want」はニンジン、セロリ、ビーツ、ケールなどクセの強い素材を組み合わせたジュースだが、ビーツのやや土臭いほのかな甘みを生かし、飲みやすく仕上げている。

2サイズ展開でボトルを販売していることも、特徴の1つ(消費期限は当日)。イベントへのケータリングなどではボトルのほうがよく売れ、1日に300本以上も売れることがあるそうだ。コールドプレスジュースの店舗運営で難しい点は、野菜や果物の水分だけで作るため搾るのに時間がかかり、多くの量を供給するのが難しいこと。しかし同店ではそれを解決するために、海外製の300kgもある大型の専用ジューサーを使用している。

(写真左)パイナップル・キュウリ・ミント・レモンを使った「Refresh」(カップ600円、スモールボトル700円、ラージボトル1300円)。(同右)「All You Want」(カップ1000円、スモールボトル1100円、ラージボトル2100円)は、ニンジン、セロリ、ビーツ、ケールを使用。ビーツのやや土臭いほのかな甘みを生かし、飲みやすく仕上げている ※価格は税込み
「Why Juice?」では海外製の300kgもある大型の専用ジューサーを使用

「食べ物を消化するには、実はかなり体力を使う。コールドプレス製法でつくられるジュースは、野菜や果皮に含まれる固形物を取り除いているため、胃腸に負担をかけることなく、栄養素を効率良く、しかもおいしく素早くとることができるのが最大のメリット」(PR担当の堀内明氏)。同店のジュースの価格はカップで600~1200円。ジュース1杯に1000円前後は高いと感じるが、「安心して飲んでいただくために無農薬野菜や無農薬果物をたっぷり使用すると、どうしても価格も高くなってしまう。ただ原価率も高く、自宅でコールドプレスジュースを作っている方はむしろ『安い』と感じているようだ」(堀内氏)。

胃や腸などの消化器を健やかに目覚めさせる「Awake」(オレンジ)、血糖値をゆるやかに上げながらエネルギーチャージができる「Charge」(リンゴ+ニンジン+セロリ+ジンジャー)など、さまざまな効果が期待できる10種類のジュースをレギュラーメニューに、季節メニューをプラスして提供。サイズは、プラスチックカップ(180ml)、スモールボトル(180ml)、ラージボトル(480ml)の3種類

エステとのコラボコースが人気

2014年8月にオープンした「クレンジングカフェ代官山」は、前出の「Why Juice?」から徒歩5分ほどの住宅街にある。作り置きせず、注文を受けてから搾ることを鉄則にしており、特殊なジューサーを使っているため、家庭用スロージューサーで作ったものよりもサラサラで飲みやすいのがポイントだという。

人気商品の「エメラルド」は、小松菜、セロリ、キュウリ、パセリ、レモン、リンゴを使用しているが、小松菜の青臭さが全くなく、非常に飲みやすかった。リンゴ、ビーツ、キャロット、レモン、ジンジャー、オレンジまたはグレープフルーツを使用した「ルビー」は、フルーツジュースのような爽やかな甘さだ。

東横線代官山駅から渋谷方面に数分歩いた閑静な住宅街にある「クレンジングカフェ代官山」
(写真左)「ルビー」(同右)「エメラルド」(各1080円、税込み)。特殊なジューサーを使っているため、サラサラで飲みやすいのが特色。ブレンドは、飲みやすさを重視しているとのこと

同カフェ代表の今泉牧子氏は、代官山生まれの代官山育ち。地元で8年前からエステサロンを運営しているが、エステの効果を維持するためには食生活も重要と考え、代謝をアップさせて解毒作用の高いコールドプレスジュースに着目していた。また海外に住んでいた経験のあるメンバーから「ニューヨークではコールドプレスジュースのスタンドが急増している」と聞き、日本にはまだ少ないのを不満に感じていた。「日本でも手軽においしいコールドプレスジュースが飲める場所を作りたい」(今泉氏)と、美容関係の仕事に携わっていた友人3人と共同で、ショップをオープンさせたという。

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