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子どもの学び

受験の現実 12歳で突き付けられる5つの選択肢 共働き中学受験 基本のキ

2014/10/3

日経DUAL

 2014年度、首都圏では5人に1人の小学6年生が中学受験に挑んだ。「すべて塾任せ」ではなく、共働き親がやるべきこととは何だろうか? 専門家に聞いた。
安田教育研究所代表の安田理さん (撮影:稲垣純也)

 昨今、中学受験は特別なものではなくなり、小学6年生の進路も多様化しています。

 共働き世代が小学生のころは、首都圏では中学受験ブームが起こりつつあったものの、それでも多くの家庭では、地元の中学校へ進学するのが一般的で、高校進学時期を迎えるまでは、わが子の進路について特に考える必要はありませんでした。

 「しかし、今や12歳の段階で、5つの進路の選択肢がある時代に突入しました」

 そう話すのは、長年、教育書籍の企画・編集に携わり、現在は中学受験を中心に日本の教育について研究している安田教育研究所代表の安田理さんです。図1は、小学校卒業後の進路を表したものです。現在、12歳の子どもは、次の5つから自分の進路を選択することができます。

(1) 私立中高一貫校(受験)
(2) 公立中高一貫校(受検)
(3) 国立大附属中学校(受験)
(4) 地元の公立中学校
(5) 「学校選択制」による別の公立中学校
図1 (出典:『中学受験 ママへの「個別指導」』安田 理著)

 「かつて中学受験といえば、私立中高一貫校か国立大学附属中学校への受験を指していましたが、近年では公立中高一貫校という新たな“受検”も加わり、その対策も多様化しています。また、中学受験をせずに公立の中学校へ進学する場合も、定められた通学区域の中学校だけではなく、学校選択制による別の公立中学校への進学が認められている地域もあります」

 「こうした環境変化の中、小学6年生の段階で、親は子どもの進路をどうするか考える必要が出てきました。そして、その準備期間も含め、小学3年生あたりで進路の方向性を考えなければならなくなったのです

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