能年・有村・橋本…「あまちゃん」出身女優、その後日経エンタテインメント!

女優の評価では橋本がリード

朝ドラ後も“若き演技派”の道を進む橋本愛。『あまちゃん』終了後は、映画とNHKドラマが中心のマイペースな活動がしばらく続いていたが、フジの『若者たち2014』で民放の連ドラにレギュラー出演、2014年11月公開の映画『寄生獣』出演でも注目を集めそうだ

橋本愛は、能年・有村より年齢が3歳若いが、演技キャリアは豊富。14歳のときに公開された『告白』でメイン生徒役を演じて脚光を浴び(この映画の生徒役で能年玲奈が女優デビュー)、『あまちゃん』の前年に公開された『桐島、部活やめるってよ』で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞している。

女優としての評価は他の2人より先行していて、『あまちゃん』に起用されたのも、演技経験が多くない能年を抜群の演技力でサポートする存在として期待された部分もあった。とはいえ、映画を中心に玄人好みの演技派としてマイペースに活躍してきたため、『あまちゃん』出演で知名度はアップしたが、一般的な認知度はまだ高くない。最近では『ハードナッツ!』で連ドラ初主演、『若者たち2014』にもレギュラー出演するなどドラマ出演も増え注目度が上昇している。3人の中で最も、今後の伸びしろがあると言える。

高い視聴率を誇る朝ドラは、いまや若手女優の登竜門になった。だが、朝ドラでブレイクした後もずっと人気を持続できるとは限らない。朝ドラが終わってから女優としてどう展開していくかの戦略が、成功のカギを握る。

『あまちゃん』出身の3人から最終的に誰が抜け出すかについては、もうしばらく、それぞれの活動を注視する必要がありそうだ。

『寄生獣』。岩明均原作の90年代の人気コミックが原作。主人公・泉新一(染谷将太)の同級生であるヒロイン村野里美を橋本が演じる。監督・VFXは山崎貴(2014年11月29日公開/東宝配給) (C)映画「寄生獣」製作委員会

(ライター 高倉文紀)

[日経エンタテインメント! 2014年10月号の記事を基に再構成]

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