接待復活 交際費増え、芸者さんフル稼働

■税制の改正も追い風に

接待予約はインターネット上でも好調だ。ネット通販のルクサ(東京・渋谷)は年会費6000円の会員制で、高級店や有名店約600店の予約サービスを展開している。税制改正による接待増を見込んで3月からサービスを開始したが、8月の接待による予約件数は当初の2倍に増えた。

国税庁によると、企業の交際費はピーク時の1992年に6兆円強あったが、リーマン・ショック後の09年度に3兆円を割り込んだ。直近データの12年度は2兆9000億円とここ数年は横ばい状態が続く。

食事を楽しみながら高級フレンチレストランの個室で接待(東京都千代田区の「アピシウス」)

ところが、13年度から中小企業で年800万円を上限に交際費の全額を損金算入できるようになり風向きが変わる。14年度には大企業(資本金1億円超)も接待飲食費の50%を損金算入できるようになった。食の安全・安心財団によると「料亭・バー等」の市場規模は12年まで6年連続で減少していたが、13年は前年比4%増の2兆7000億円と下げ止まった。

銀座や赤坂などにある高級飲食店10店に聞き取り調査をしたところ、今年度に入って接待利用が「増えた」「若干増えた」と回答したのは9店。4~8月の売り上げは前年同期比で10%前後増加しているところが多い。日本フードサービス協会の調べでは「ディナーレストラン」の全店売上高が13年で前年比2%増え、今年度に入ってからも前年を上回っている。

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