検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

検索朝刊・夕刊LIVEMyニュース日経会社情報人事ウオッチ
NIKKEI Prime

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

NIKKEI Primeについて

朝夕刊や電子版ではお伝えしきれない情報をお届けします。今後も様々な切り口でサービスを開始予定です。

/

「保管に不織布カバー」はNG 光ディスクの基礎知識

詳しくはこちら

NIKKEI STYLE

日経PC21
DVDやブルーレイディスク(BD)などの光ディスクが記録メディアの定番として定着して久しい。最近は低価格化が進んだハードディスク装置(HDD)やUSBメモリーなどと比較されることも多いが、気軽に使える安価なメディアとしての地位は揺らいでいない。今回はこれら光ディスクの基本をおさらいしよう。(記事中の価格は2014年8月上旬時点のもので、税別と別記されたものを除き税込み価格)

光ディスクの大きな特徴は、何と言っても価格の安さだ。1枚当たりに換算すると数十円から購入できる。しかも、さまざまな容量のディスクがあるので、用途に合わせて無駄なく使える。さらに、保管方法さえ正しければ、数十年単位でデータを保持できるのも特筆すべきポイントだ(図1)。

こうした強みが生きる使い方として、(1)頻繁に更新するファイルのバックアップ、(2)仕事のファイルやデジカメ写真などの長期保存、(3)デジカメ写真やファイルの配布――などが挙げられる。

ほかの記憶装置では必ずしもこうはいかない。有料のクラウドストレージの場合は、長く使い続けると意外と費用がかかる。HDDやUSBメモリーは早ければ数年後にデータが読み出せなくなる可能性があるので、長期のデータ保存には向かない。また、USBメモリーは安くなったとはいえ、1個数百円はするので、他人に配布するには使いづらい。

ブルーレイディスクは大容量で単価も安い

さて、光ディスクを使うには、ディスク、ドライブ、ソフトについて、一定の知識が必要だ。ここでは、必要な知識をかいつまんで説明しよう。

まずは、ディスクについて。光ディスクには、CD、DVD、Blu-ray Disc(BD)という3つの規格がある。いずれも外見は直径12センチの円盤だが、容量はまったく異なる(図2)。図3は容量の違いを面積で示したもの。いかにBDの容量が大きいかがわかる。

一方で、容量当たりの単価はCDが約74円、DVDが約15円、BDが約4円と、BDが圧倒的に安い(図4)。となると、BDを優先的に使いたいところだが、すべてのパソコンでBDが使えるわけではない。自分やデータをやりとりする相手のパソコンのドライブがどの光ディスクに対応するか、事前に確認しておこう。

CD、DVD、BDともに、2タイプのディスクがある。それは、「1回記録型」と「書き換え型」だ。前者のディスクは末尾に「-R」が付き、後者には「-RW」または「-RE」が付く(図5)。どちらのタイプも盤面にレーザーを当ててデータを記録するが、その仕組みは大きく異なる。

前者のディスクにレーザーを当てると盤面の色素が変化する。一度変化した色素は元に戻せないので、データを書き込むと取り消せない。

後者は盤面にレーザーを当てると、その部分の金属の結晶構造が壊れる。しかし、弱いレーザーを当てると元に戻せるため、データを書き込んだり、消したりできる。

DVD、BDには2層式、3層式のディスクも

CD、DVD、BDのそれぞれに2タイプのディスクがあるので、ディスクは計6種類になる。これだけ種類があると、使い分けが難しい。そこで、主な用途を挙げて、どのディスクが適するかをまとめた(図6)。

ポイントは、データを書き換える必要があるか否かだ。例えば、写真や動画の長期保存ならデータを書き換える必要がないので、1回記録型のディスクを選ぶ。保存したいデータの容量に合わせて、CD-R、DVD-R、BD-Rを使い分ければよい。

一方、よく更新するファイルのバックアップなら、書き換え型のディスクがお薦めだ。こちらも、保存したい容量に合わせて、CD-RW、DVD-RW、BD-REを使い分ける。

なお、自分のパソコンでBDが使えても、他人のパソコンでBDが読めるとは限らない。だから、他人に配布するなら、互換性が高いCD-RかDVD-Rがよい。

ところで、DVDとBDには、記録層を2重または3重にした複層構造のディスクがある。記録層を増やすことで、容量を大幅に引き上げているのだ(図7)。

こうしたディスクを利用する際、盤面を裏返す必要はない。記録層と記録層の間には、半透明の反射膜が設けられている。そして、レーザーの波長を変えることで、遠くの記録層を直接読み書きできる仕組みになっているからだ(図8)。

安く購入するならスピンドルケース入り

次に、量販店の店頭やネットショップで光ディスクを選ぶときのポイントを説明しよう(図9)。

まずは、安く買うための方策だ。現在、どの種類のディスクも1枚単位で購入することはほぼできない。量販店やネットショップでは5枚、10枚、20枚、50枚といった単位で販売されているのだ。当然ながら、枚数が増えると単価が下がる。スピンドルケースの50枚入りとプラスチックケースの10枚入りを比べると、同じ製品なのに1枚当たり半額以下で買える製品もあった。いずれ使い切るのなら、枚数が多いスピンドルケース入りを買うのが断然お得だ。

また、家電のブルーレイ・DVDレコーダー用に、「録画用」と書かれたディスクが販売されている。これは、デジタル放送で用いるコピー制御方式「CPRM」に対応している。しかし、ディスクの構造自体は同じなので、もし安価な製品を見つけたら、それをパソコン用に使ってもよい。

なお、ディスクには「インクジェットプリンター対応」「プリンタブル」などと表記された製品がある。こうした製品は、レーベル面が真白になっており、ディスク印刷に対応したプリンターでレーベル印刷ができる。

寿命はディスクの保管方法で決まる

光ディスクは長持ちするのが特徴で、数十年は持つといわれる。しかし、それは保存状態が良い場合のこと。せっかく保存したデータを消滅させないためには保管方法も重要だ(図10)。

まず、レーベル面に文字を記入する場合は、ペン先の柔らかいフェルトペンを使う。データの記録層が傷付くことがあるので、ボールペンのようにペン先が鋭いものを使ってはいけない。

ディスクは、購入したときに入っているプラスチックケースに入れ、立てた状態で冷暗所に保管するのがよい。

スピンドルケース入りの製品はどうするか。実は、スピンドルケースに入れたままでも悪くはない。というのは、多くの製品では、ディスク内周部が少し厚くなっていて、重ねるとディスク間に隙間ができる構造になっているからだ。ただし、ディスクを横に向けて保存することになるので、ディスクの反りという面ではやや心配がある。

避けたいのは、ディスクに直射日光を当てたり、高温多湿の環境で保管すること。また、BDを不織布カバーに入れて保管するのもよくない。BDは記録層のカバー層が薄く、不織布の凹凸が転写する危険があるからだ。CDやDVDも、不織布カバーでの保管は避けるのが無難だ。

(ライター 岡野幸治)

(日経PC21 2014年10月号の記事を基に再構成)

春割ですべての記事が読み放題
有料会員が2カ月無料

有料会員限定
キーワード登録であなたの
重要なニュースを
ハイライト
登録したキーワードに該当する記事が紙面ビューアー上で赤い線に囲まれて表示されている画面例
日経電子版 紙面ビューアー
詳しくはこちら

ワークスタイルや暮らし・家計管理に役立つノウハウなどをまとめています。
※ NIKKEI STYLE は2023年にリニューアルしました。これまでに公開したコンテンツのほとんどは日経電子版などで引き続きご覧いただけます。

セレクション

トレンドウオッチ

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

新着

注目

ビジネス

ライフスタイル

フォローする
有料会員の方のみご利用になれます。気になる連載・コラム・キーワードをフォローすると、「Myニュース」でまとめよみができます。
春割で無料体験するログイン
記事を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した記事はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン
Think! の投稿を読む
記事と併せて、エキスパート(専門家)のひとこと解説や分析を読むことができます。会員の方のみご利用になれます。
春割で無料体験するログイン
図表を保存する
有料会員の方のみご利用になれます。保存した図表はスマホやタブレットでもご覧いただけます。
春割で無料体験するログイン

権限不足のため、フォローできません

ニュースレターを登録すると続きが読めます(無料)

ご登録いただいたメールアドレス宛てにニュースレターの配信と日経電子版のキャンペーン情報などをお送りします(登録後の配信解除も可能です)。これらメール配信の目的に限りメールアドレスを利用します。日経IDなどその他のサービスに自動で登録されることはありません。

ご登録ありがとうございました。

入力いただいたメールアドレスにメールを送付しました。メールのリンクをクリックすると記事全文をお読みいただけます。

登録できませんでした。

エラーが発生し、登録できませんでした。

登録できませんでした。

ニュースレターの登録に失敗しました。ご覧頂いている記事は、対象外になっています。

登録済みです。

入力いただきましたメールアドレスは既に登録済みとなっております。ニュースレターの配信をお待ち下さい。

_

_

_