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グラビアの黄金時代と言われた1990年代後半から2000年代前半にかけては、水着グラビアをきっかけにブレイクするタレントが次々に現れた。2000年代後半以降は、AKB48をはじめとした既に人気を獲得しているアイドルがグラビアに多数登場。だが最近改めて、新人タレントを積極的に起用する例が増えている。

【トレンド1】雑誌では「非AKB48」の新世代タレントが台頭

ここ数年の雑誌界では、アイドルブームを起こしたAKB48グループが、水着グラビアも席巻し、グラビアがメーンのタレントは、活動の場が減少していた。しかし、2014年に入って、状況に変化の兆しが見られる。

【集計方法】コンビニエンスストアによく置かれるコミック誌、情報誌のうち水着のタレントが表紙になる割合が多い20誌をピックアップ。2014年は1号から6月発売分まで、2013年は通年で、単独で表紙に起用されたタレント名を集計した。カッコ内は複数人で登場したケースを合算した数字
2014年上半期、グラビアファンや関係者からの注目度が高い『週刊ヤングマガジン』(講談社)と『週刊プレイボーイ』(集英社)の両者で表紙を飾った佐野ひなこ

上の表は、コンビニエンスストアに並ぶ主要コミック雑誌や情報誌の表紙に水着で登場した回数をタレント別にカウントしたランキング。2013年は柏木由紀、渡辺美優紀、小嶋陽菜ら5人のAKB48グループメンバーがベスト16に入っていた。だが2014年上半期は、プロポーションが良く写真集でも人気を集める山本彩が上位にランクインしている他は、AKB48グループ以外のタレントの躍進が目立つ。

ある芸能事務所関係者は「グラビアでも活躍していたAKB48の有力メンバーが卒業したことで、その席が空いて、他のタレントにもチャンスが出てきた」と語る。もちろん、AKB48グループの若手メンバーが空いた席に座る可能性もある。ただ、次世代エース候補は松井珠理奈、川栄李奈、小嶋真子など、グラビアがメインではないタイプが多く、グラビア系タレントには追い風となっている。

人気アイドル頼みの反動か、雑誌発の人気者を再び

2014年上半期、コンビニ雑誌の水着表紙登場数ランキングで1位となった星名美津紀

2014年上半期の水着登場回数は、この1年で知名度を伸ばした星名美津紀とおのののか、10代前半から息の長い活躍を見せる篠崎愛らが上位となった。さらに、佐野ひなこや筧美和子ら新興戦力の急上昇も目立つ。一方、2013年のランクで上位だった杉原杏璃、吉木りさ、壇蜜は、グラビアをステップにテレビ番組中心の活動にシフトした。

ベテランの磯山さやか、喜屋武ちあき、原幹恵もランクインしているように「グラビアアイドルのファンは40代50代が多く、若さより安心感を求めている」(出版関係者)という声もある。だがAKB48が人気を集めて以降は、アイドルファンが低年齢化。その傾向がグラビアにも波及しており、新世代への期待感が強まっている。それが、10代の星名や佐野が人気上昇を見せた結果につながっていると思われる。

出版社と芸能事務所の両者から聞こえてくるのは「出版社が自前で人気タレントを育てたいという思いが改めて強くなっている」という声。AKB48など既に人気のタレントばかりを起用していては、グラビア展開の自由度が下がり、誌面がつまらなくなる。新顔でも有望であれば、表紙や巻頭グラビアに積極的に起用している背景には、人気アイドルに頼りすぎた反動もあるようだ。こうした機運のなか、水着グラビア発の新世代タレントが目立ち始めたと言える。

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