お金はかかるが…趣味があれば仕事もがんばれる趣味の持ち方(1)

今月のテーマは「趣味の持ち方」です。定年間近の世代はしばしば「会社を辞めてヒマになったとき、趣味もないのにどうすればいいのか」と悩みます。せっかく得た自由な時間をどう使えばいいのか分からないのです。

20代の読者は平日は仕事に追われてばかりで、自由な時間はあまりありません。たまった家事を週末にこなし、自宅でネットしながら時間をつぶしていたら日曜が終わってしまう繰り返しで趣味なんかない、という人もいると思います。

趣味は生活を豊かにする可能性がある一方、お金の問題でもあります。無制限に趣味にお金を投じていると家計が成り立たないどころか、借金漬けになってしまう恐れもあります。今月はバラ色老後もにらみつつ、趣味とお金の関係を考えます。

バラ色の人生に趣味は欠かせない

無趣味の20代の人は、仕事が忙しいため趣味を楽しむ時間がないと考えているかもしれません。しかし、趣味を楽しむという要素をカットしてしまったことで、日常生活の満足感は大きく下がってはいないでしょうか。

友人との交際関係や買い物、おいしいものを食べることなど何か趣味を持つことは、忙しい毎日に潤いをもたらします。「来週末、大学時代の友人とおいしいスペイン料理を食べに行く」とか「来月出る新作ゲームが楽しみで仕方がない」のようなちょっとしたわくわく感があることで、しんどい仕事もがんばれるわけです。

筆者は毎月25冊くらいマンガを買う趣味(コミックレビューの連載もやってます)と、ブラタモリ的な街歩きの趣味(東京スリバチ学会員です)があります。「来月下旬は定例の街歩きだ。たくさん歩いてそのあとみんなとわいわいビールを飲むのが楽しみだ!」とか「『ひとりぼっちの地球侵略』の次刊はまだかなあ。楽しみだなあ!」と思ったりすることが、忙しい仕事にくじけないための力となっています。

人生を楽しく彩りのあるものとするためにも、忙しく疲れている人ほど趣味をみつけてほしいと思います。

基本的に趣味にはお金がかかる

電通総研「好きなものまるわかり調査」(2013年3月)という調査が、若い世代の趣味の種類や費用について詳細な調査を行っています。今の若い世代は廉価な趣味と高額の趣味をメリハリをつけながら楽しんでいることが分かり、興味深い調査となっています。

趣味というのは基本的にお金がかかります。自宅でネットを閲覧しているだけでも、パソコンやタブレット等の端末、ネット回線とプロバイダー契約、家庭内LANの機器が必要であり、月額にして5000~8000円程度はかかっているはずです。

旅行や車が趣味になれば、毎月4万~5万円以上かかることも珍しくありません。ショッピングやグルメもお金がかかりやすい趣味のひとつです。年間で100万円以上投じる人もあるでしょう。

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20代と30代は趣味で新しい世界を広げるチャンス
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