マネー研究所

男の家計改善

「一番安い保険」を探すなら、共済を忘れるべからず

2014/9/22

日経マネー

 枝葉の節約もいいが、男なら太い幹の「構造」を知り、改善を考えるべし――。労働組合シンクタンクの生活経済研究所長野の事務局長を務める塚原哲氏が、アッパーミドル層の男性を対象に「骨太」の家計改善法を伝授する。4回目は、生命保険の掛け金を抑える手法として、共済の利用についてみていく。

 誰しも生命保険料はなるべく安く抑えたいもの。そこで「安い保険」と聞くと、ネット保険を思い浮かべる人も多いだろう。では、ネット保険が本当に一番安いのだろうか。

 例えばライフネット生命の場合、28歳男性が1000万円、10年契約(同社が推奨する保険期間)の「定期死亡保険」を60歳まで更新すると掛け金総額は117万8568円[注1]、月額平均3069円だ。アクサダイレクト生命の「カチッと定期2」は総額117万4080円、月額平均3058円でほぼ互角。一般的な生保会社は月額3900~4200円だから相当安いのは事実だ。

■保険ショップは万能ではない

 また近年、成長著しいのが来店型の保険ショップ。「30社以上の保険会社からぴったりの保険を提案します」という宣伝通り、複数の保険商品を比較しやすい環境が整ってきたのは事実だ。これまで受け身だった消費者の意識を能動的に変えた功績はあるが、取扱社数をどれだけ増やしても最適・最安な保険にたどり着けるわけではない。

 なぜなら現行法では、共済まで網羅できる保険ショップは存在しないからだ。保険販売に携わっていても共済に詳しい人は稀だが、利用できる人の数は非常に多い。

[注1](28歳)月1135円×120カ月+(38歳)2028円×120カ月+(48歳)4603円×120カ月+(58歳)1万277円×24カ月=117万8568円

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