同一シリーズでも速度が違う 書き込みでは5倍差もUSBメモリーの選び方(下)

この速度の違いは、USBメモリーの内部構造によるものと推測できる。一般に、たくさんのフラッシュメモリーを搭載する大容量モデルは、複数のフラッシュメモリーに対して並列に読み書きする仕組みを搭載している。大容量モデルは、小容量モデルに比べて同時に読み書きできるフラッシュメモリーが多いため速いというわけだ(図3)。

図3 大容量モデルは同時に読み書きできるフラッシュメモリーの数が多い分、データの転送速度が上がる。超高速タイプと低価格品を比べると、フラッシュメモリー自体の読み書き速度にも差があるのが普通だ

USBメモリーは書き換え1000~1万回で寿命

USBメモリーには寿命がある。USBメモリーが搭載しているフラッシュメモリーは、書き込みと消去を繰り返すと次第に劣化する(図4)。最終的にはデータを記録するメモリーセルに書き込めなくなり、読み出し専用になってしまう。

図4 USBメモリーで使われるNAND型フラッシュメモリーは、書き込みと消去を繰り返すとメモリーセルが劣化し、1000~1万回程度で寿命を迎える。USBメモリーには、フラッシュメモリーの特定の領域に書き込みが集中しないように調整する仕組みがあり、通常の利用方法であれば、寿命はほとんどに気にしなくてよい

書き換え可能回数は、フラッシュメモリーの種類やグレードによって異なるが、1000~1万回程度のものが多い。少ないと感じるかもしれないが、USBメモリーには書き込むメモリーセルを分散することで劣化を防ぐ仕組みがあるため、一般的な使い方であれは、寿命を気にする必要はないといわれている。

ただし、USBメモリーをハードディスク装置(HDD)の代替として使うと書き込みが大幅に増えるため、恒常的に使う場合は気にしたほうがよいだろう。

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