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頬を赤らめこちらを見つめる「顔デカ」キリギリス コスタリカ昆虫中心生活

2014/9/14

ナショナルジオグラフィック日本版

赤みをおびた顔で、葉っぱの陰からそっとこちらをうかがうキリギリス。顔がデカイ。4頭身ほどだろう。独特な雰囲気があって、とても“おちゃめ”なやつだ。でも撮影しようとすると木や葉の陰にかくれてしまう。恥ずかしがり屋さんなのか。

National Geographic

「写真を撮らせて下さい~」と、首根っこをつかんで葉の上に乗せようとした。その瞬間、「あたたたたた~っ!」。大きな黒いアゴで、指をガブリとかまれてしまった。

まさか、あんなにも首が回るとは…。このずんぐり体形のキリギリスの体のしなやかさを、身を持って学んだぼくだった。

今度は、枝の棒を使って葉の上に載せ、無事、写真を撮ることができた。その表情は、「ウッシッシ~」と余裕の笑みを浮かべているようにも見える。

リロメトプム・コロナトゥム/Pitbull katydid(Lirometopum coronatum)(バッタ目:キリギリス科)、オス。中米の低地の熱帯雨林のジャングルに生息し、大きな黒いアゴで、主に植物の実やタネをバリバリと食べる(口の大きさ:5mm、顔の幅1 cm 撮影地:バルビージャ国立公園、コスタリカ)

野外調査に同行していたキリギリスの分類学者のピーターに見せると、「頬の模様が赤みをおびたのは初めて。普通は白色なんだが…」と言う。もしかして新種か、と思いきや、キリギリスでは同じ種でもこの程度の色の違いが見られるという。なるほど、これも勉強になりました。

リロメトプム・コロナトゥムの全体を横から見たところ。こっちをうかがっている様子だ。僕が知っている他の多くのキリギリスの仲間に比べると、頭がとにかくデカイ。その割には胴体が極端に短い。胴の先まで4頭身ぐらいだ。日本のキリギリスはおそらく5~6頭身はあるだろう(体長:4cm 撮影地:バルビージャ国立公園、コスタリカ)

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