お金の情報、ネットをうのみにしてはダメ 誰がを確認これであなたもマネー上手

2021/9/28
写真はイメージ=PIXTA
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世の中のあらゆる情報がインターネットで収集できる時代になりました。お金に関する情報もネット上にあふれていて、参考にしている人も多いでしょう。でも、中には間違った情報もあります。それをうっかり信じて誤った判断をしてしまい、大切なお金を失う、ということもないとはいえません。連載の最後になる今回は、お金に関する情報とのつき合い方を考えます。

ネット情報は正誤の見極めが大切

国内で営業している生命保険会社が加盟している生命保険協会という団体が先日、Twitterに次のような投稿をしました。

「ワクチンを接種すると保険金が支払われないとの情報がありますが、各生命保険会社では接種有無に関わらず死亡保険金や入院給付金(自宅等療養含む)をお支払いしています」

「新型コロナウイルスのワクチンを接種した人が死亡した場合には死亡保険金が支払われない」などという誤った情報がネットで広まったことに対して、協会が注意を促したのです。どこからこんな誤情報が出てきたのかわかりませんが、このようなネガティブな情報ほど広く拡散されるようです。

私はファイナンシャルプランナーの仕事を始めてから今年で21年目になります。その間に、お金に関する制度は大きく変わり、新しい金融商品も次々に登場して、昔の知識はすっかり役に立たなくなっています。そうした変化の激しい時代にお金に関する情報を集めるには、データの更新頻度が高いネットが適しているといえます。

ただし、ネットの情報は玉石混交。誤ったものもあれば、古いままのものもあり、何が正しくて何が最新なのかを見極めることがとても大事になります。

生活者にとってもネットは有力な情報源です。特に、公的な給付金などは自分で請求する必要があり、知識がないと受け取れるはずのものも受け取れません。何か困ったことが起こったとき、相談したり助けてもらえたりする仕組みがあるかどうか、まずネットで検索して調べるのが賢い生活者といえるでしょう。

でも、ただ単に検索するだけではダメ。検索で上がってきた情報が正しいかどうかを見分けなければなりません。そうでないと、「ワクチン接種した人は死亡しても保険金が支払われない」などという誤った情報を信じてしまい、本来なら受け取れるはずの保険金・給付金が受け取れない、といったことも起こりえます。

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誰がどんな目的で情報を提供しているか