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整える習慣

2021/9/21

整える習慣

1日1枚写真を撮る

コンディションを整える具体的な方法として「1日1枚写真を撮る」のもオススメです。

写真を撮ることがどうしてコンディショニングにつながるのか。

そんな疑問を持つ人もいるかもしれません。

しかし考えてみてください。忙しくて余裕がないときほど、自分の周囲であったり、環境であったり、それこそ周りに広がる自然に目を向けられないでしょう。

目の前にある仕事、降りかかっている問題ばかりに意識を奪われて、心に余裕がなくなっているからです。

そんなとき、少しだけ顔を上げて、周囲に目を向け、写真を一枚撮ってみる。

それだけでも、忙しい日常のリセットになり、自分の気持ちを振り返るバロメーターにもなります。

何もインスタ映えする写真を撮る必要はありません。道端に咲いている一輪の花でも、夕焼けでも、カフェに入ったときのマグカップでも構いません。ちょっと心に留まったものを一枚撮っておいてほしいのです。

じつは私はこれまでSNSを一切やっていなかったのですが、新型コロナウイルスの問題が起こってから、インスタグラムを始めました。

理由はシンプルで、自分の生活の中に「小さなリセット」をつくるためです。

2020年以降、私たちの日常は「コロナ」に大きく支配されるようになりました。知らず知らずのうちに「コロナ禍の生活」に心も体も支配されて、その流れに乗せられてしまっているのです。

コンディショニングにとって「悪い流れが続いてしまうこと」が一番よくありません。大切なのは、自分で意識的にリセットをして、少しでもいい流れに軌道修正すること。私にとって、新しく始めたインスタグラムがリセットのひとつの方法です。

※書籍の『整える習慣』(日経ビジネス人文庫)では、「身の回りの整え方」「時間の整え方」など8つの章で整え方を紹介しています。「メンタルの整え方」の章は、ほかにも〈怒りがわいてきたらとにかく黙る><「ストレスを生むのは自分自身」と思えた瞬間から自律神経は整い始める>など、13の行動パターンの整え方を紹介しています。

小林弘幸
 順天堂大学医学部教授。1960年埼玉県生まれ。順天堂大学大学院医学研究科修了後、ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児病院外科での勤務を経て、順天堂大学小児外科講師・助教授を歴任。自律神経研究の第一人者としてプロスポーツ選手、アスリート、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導に携わる。

整える習慣 (日経ビジネス人文庫)

著者 : 小林 弘幸
出版 : 日本経済新聞出版
価格 : 880 円(税込み)

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