(1)ジュリアナ開業 (2)おしん高視聴率 (3)ぴあ創刊

東京ディズニーランド(TDL、千葉県浦安市)は昭和58年に開園し、その世界観は日本のレジャーに大きな影響を与えた。
当時はDCブランドなど、ファッションを中心に若者カルチャーが花開いていた。そんな年にNHKが放送して社会現象になったドラマが「おしん」。平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%はドラマとして歴代最高だ。アジアや中東など海外でも人気となった。
ドラマが描いた極貧と忍耐、立身出世とは対照的に、時代はそのままバブルに突入。平成3年開業の大型ディスコ「ジュリアナ東京」に象徴されるうたかたの数年間を体験することになる。情報誌の先駆けとなる「ぴあ」は昭和47年の創刊だ。
〈正解は(2)〉
(1)スターバックス (2)サンマルクカフェ (3)ドトール

街中で手軽に買えるようになった淹(い)れたてコーヒー。「日本で初めてのヨーロッパスタイルの喫茶店」との触れ込みで、カフェスタイルの業態を日本に最初に持ち込んだのは「ドトールコーヒーショップ」だ。1号店は昭和55年に、竹の子族やハマトラファッションなどでにぎわう東京・原宿で開業した。間口4メートル、30平方メートルほどの小さな店だった。
現在、同社は全国に1000店超を展開。米シアトル生まれのスターバックスコーヒー、日本のサンマルクカフェなど平成出店開始組と競いつつ、街にカフェ文化を根付かせている。
〈正解は(3)〉
(1)映画「ゴジラ」第1作公開 (2)「上を向いて歩こう」がヒット (3)アニメ「サザエさん」放送開始

昭和30年代は神武景気に始まり、東京五輪で幕を閉じる。生活を便利にする家電製品などが相次いで登場する一方、「修理して使う」「もったいない」という感覚も健在。庶民文化研究家の町田忍さんは「モノと人の心のバランスがちょうどよかった」とみる。そんな時代を代表する流行歌が坂本九の「上を向いて歩こう」(昭和36年)だ。
核実験の影響で生まれたとの設定の「ゴジラ」は映画の第1作が昭和29年に公開された。サザエさんは、人類が初めて月面に着陸した昭和44年にアニメの放送が始まった。
〈正解は(2)〉
(1)すかいらーく (2)デニーズ (3)ロイヤルホスト

ファミリーレストランチェーンの始まりとされるのが「スカイラーク国立店」(当初はカナ表記)。マクドナルドが東京・銀座に1号店をオープンするよりも1年早い昭和45年、東京都府中市で開店した。テーブル席が並ぶ米国風の店内で、当時のメニューには「特製ハンバーグステーキ スカイラーク風」(380円)、「スパゲティナポリタン」(300円)などが並ぶ。パフェなどのデザートも見える。
ほぼ時期を同じくしてデニーズ、ロイヤルホストなども出店を開始した。このころ、家族でごちそうといえば「ファミレス」だった。
〈正解は(1)〉
(1)ドラえもん (2)ちびまる子ちゃん (3)アンパンマン

昭和40年ごろから平成にかけて、テレビ番組欄にはアニメのタイトルが並んでいた。「鉄腕アトム」「オバケのQ太郎」「あしたのジョー」「天才バカボン」「エースをねらえ!」……。ドラえもん、アンパンマンはともに昭和に放送が始まった。
一方、アニメ「ちびまる子ちゃん」は平成2年にスタート。漫画の作者さくらももこさんが小学生だった昭和40年代後半が舞台のため、アニメも昭和の放送という印象が強かったようだ。今回のクイズでも40代以上では正答率が6割を超えた半面、30代は4割弱、20代は2割強にとどまった。
〈正解は(2)〉