出世するなら英語力「初級の壁」を打ち破る5つの方法サリー先生の英語術(上)

Hello everyone! 英語講師の神林サリーです。日本で生まれて育った日本人はネーティブにはなれませんよね。でもね、バイリンガル(2言語話者)にはなれるのです。わたくしの講座のコンセプトは「あなたをバイリンガルにいたします」。かんたんに英語をマスターできる学習法をお教えします。

「書いて話せる!サリー先生の英語術」の連載15回目です。前回は英文ビジネスEメールのABC(下)「英文お仕事メール術 黄金フレーズを使えば3行でOK」をお送りしました。これを読めば3行で英文メールを書くコツがわかるようになっています。ビジネスEメールでよく使うゴールデンフレーズをIntroduction(書き出し)Main body(本文)Conclusion(結び)の順にご紹介していきました。ぜひゴールデンフレーズを使って、簡単に素早く英文Eメールを書いてみてくださいね。

変化してきた英語学習の目的

今回は少し趣を変えて、「何が何でも初級の壁を破る!」と意気込む社会人が直面する英語の壁についてお話ししたいと思います。NIKKEI STYLE出世ナビ「キャリアとお金を考える」の記事「英語力で変わる転職時の年収 800万円以上は中級必要」を読んで共感し、ぜひ読者の方々を私からも応援したいと思ったからです。

10年くらい前は「海外に行った時に英語が話せたら楽しい」「仕事では使わないけど話せるようになりたい」といった、趣味で英語を習う生徒さんが多かったです。しかし、ここ数年は明らかに英語を習う目的が変わってきています。男性・女性ともに「人事部に『これ以上昇格するには英語中級が必要だ』と言われた」「英語が使えないと昇級できないと言われた」と明かす生徒さんが増えました。

さらに「発展途上国の工事の仕事で現地に行かないといけないが『その英語力じゃ行かせられないから何とかしろ』と言われた」「会社が外資に買収されて上司がアメリカ人になり、意思疎通ができなくて毎日辛い」など、割と待ったなしで切羽詰まった状況の方がご相談に来るようになりました。「短期で結果を出さないといけない」というのが特徴です。

そんな方々の悩みを解決するべく全力で、あの手この手で私もサポートしてきました。その結果、皆さんが結果を出して無事に昇級・昇格されて「本当に良かったです!」と笑顔で報告しに来られます。初級者ゆえ自信がなく、最初は暗~い顔をしていたたくさんの生徒さんが、初級の壁を破り海外赴任したり出張したり、オンラインミーティングを英語でこなせるようになったりするなど、今は生き生きと活躍されています。そんな英語初級の壁の破り方をお伝えします。

社会人にとっての英語の壁とは

英語初級から中級になるには、ある壁が立ちはだかります。今回は特に社会人の壁についてお伝えします。それは実際の英語の問題である場合もありますし、ライフスタイルやメンタルの問題もあります。何が壁になっているかは色々なのですが、整理するとわかりやすいです。そして、安心してください! 全てに解決方法があります! 今回は特に「メンタル問題」「忙しい問題」の2つに分けて説明いたします。

1:メンタル問題

1)完璧主義とプライド

英語学習にとって、完璧主義とプライドの高さは百害あって一利なし。「間違えたら恥ずかしい」「こんな中学生がやる簡単なのができないと思われたくない」と思う気持ちもわからなくないですが、そう思って一歩も踏み出せなかったら時間がもったいないですよね。スピーキングする時にも「完璧なセンテンスや完璧な文法で言いたい」という気持ちが心の底にあると、話せなくなってしまいます。

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