2021/9/15

記録をつけて、1週間の食費を調べてみよう

いま食べているもの(一食)には、いくらくらいかかっているのか。これは、とても分かりにくいことです。外食などの経験が多いお子さんは、メニューの金額をみて、一食あたりの価格をなんとなく把握していることもあるでしょうが、多くの子はあまり知りません。

ここの意識を変える目的で、1週間で買った食材と、作った料理または食べたものを記録してみるのもよいと思います。子どもは小学3年生くらいの社会の授業で「買い物調べ」をするのですが、それの手の込んだバージョンとでも思っていただければよいでしょう。

1週間に購入したものを記録し、金額を記入。個々の商品の価格にこだわりたければ、1つずつ記録してもよいですが、大まかに食費を知ってほしいという場合は、スーパーごとに記録するだけでもOKです。

そして、食事も記録。給食があるでしょうから、意識すべきは朝食、夕食が主です。弁当を作っているご家庭では、弁当のメニューも記録したいですね。そして、それにはどのような食材が使われているかを、毎夕食後とか、週末など時間が取れる時に振り返ってみましょう。振り返るのは難しい、と感じる方は、一緒に調理をしたり、食事の時にどんな食材が入っているか確認しながら食べたりすることでも、随分と意識されると思います。

そして、1週間に食べたものと、食費を知ることを繰り返すと、食費は1週間でこのくらいかかる、という感覚が身についてきます。さらには、食費管理を手伝ってくれる、または食費の節約に一役買ってくれる存在になることもあるかもしれませんね。

他の支出にも目が向くように

食費という生活費の要になる変動費に意識が向くと、日用品にはいくらかかっているのか、電気、水道はいくらかかっているのかなどに、目が向くようになる子もいます。これは「生活にかかるお金」全体に関心が持てているということ。

子どものうちからある程度、生活にかかるお金を知っていると、高校卒業後など一人暮らしを始める時の不安が減ります。

家計としても、子どもが生活費を意識してくれるといろいろな利点があります。無駄を指摘してくれたり、節約するための面白い策を考えてくれたり……。家計にも役立ち、生活も今まで以上に楽しくなるかもしれません。記録をする、振り返る、考えるなどは少々面倒なことではありますが、お子さんとぜひ、楽しく取り組んでみていただけたらと思います。

横山光昭(よこやま・みつあき)
家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、これまでの相談件数は2万3000件を突破。著書に『はじめての人のための3000円投資生活』『年収200万円からの貯金生活宣言』など。オンラインサロン「横山光昭のFPコンサル研究所」を主宰。