我が家の食費はいくら? 金銭感覚と生活力を磨く方法子どものお金

2021/9/15
写真はイメージ=PIXTA
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家庭で食費を節約するには、子どもの協力も大切です。ですが、食べ物にお金がどのくらいかかっているかなどは、簡単に意識してもらえるものではありません。一人暮らしができるほどの年齢になって、やっと意識できるかというところです。自分が興味を持つゲームや文房具、マンガやお菓子の値段は知っているかもしれませんが、ダイコンはいくらで、この料理にはいくらくらいかかっているかなどには、関心を持っていない子がほとんどではないでしょうか。

ですが、この関心の矛先を少し変えられるよう働きかけると、食費にはいくらかかっている、暮らしにはいくらかかっているということを意識するようになります。我が家の生活費は大体いくらか。これを知ることで、子どもが大きくなってからの「生活力」に差が出ることでしょう。

興味を持つきっかけを

子どもが食費に興味を持つためには、よく買い物に一緒に行くといいなどと言われます。それも有効かもしれませんが、興味のない子は「ただ連れていかれるだけ」になっていることも多いもの。荷物持ちを手伝うためだけと思っている子も、いるかもしれません。

実は、これは家事をしていない父親などにも言えることです。ニンジンや豚肉といった商品を見ても、それが高いのか、安いのか、その判断ができません。だから、値段に興味を持てないのです。他のスーパーなどと比較をさせてみるとよいかもしれません。

それでも、食品1つずつの価格が、食費にどう影響するのかはイメージができないでしょう。一緒に料理をしてみる、親が作った料理の材料を振り返るなどし、コンビニやスーパーの総菜と比較してはじめて、「ああ!」となることが多いと思うのです。例えば100g300円の牛肉と100g500円の牛肉を買って、日を変えて同じ料理を作ってみる。味の感想を話し合ってみると、意外と「どちらも変わらない」となるかもしれません。

食費は食材単体の集まり。それらを組み合わせておいしい料理が結構安く作れるし、高い食材と安い食材の違いは、そう簡単にはわからないものだということも理解できると思います。作ったり、話し合ったりすることが、非常にいいマネー教育になりますし、親子のコミュニケーションにもなり、一石二鳥です。

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