上級編 鮮やかな色の「カラーニットタイ」
ニットタイなら、普段は締めないような鮮やかな色に挑戦してみるのもいい。ツルッとしたシルクサテンのタイとは異なり表面に凹凸があるため、華美になりすぎず安心して着用できる。

■ROBERT FRASER(ロバート フレイザー、左)
本来ノーブルなパープルも、ボーダー柄入りの編み地により程よくカジュアルなテイストに。上質シルクを丁寧に編み込んだドイツ製の生地は光沢が豊かで、締めやすくてノットも崩れにくい。シルク100%。剣先幅6cm。1万2100円(アイネックス)
■LUIGI BORRELLI(ルイジ ボレッリ、右)
生地はウール100%。その柔らかな素材感が、赤という色が持つ強さを程よく中和しているため、幅広いコーデに使えそうだ。ちなみにウールは夏場に不向きと思われがちだが、ニットタイなら通年使える。剣先幅6.5cm。1万4300円(バインド ピーアール)
少し華やかに見せたいときの暖色系コーデ
ピークドラペルの伊達なブラウンスーツに赤のタイがマッチ。これでタイの光沢が強いとキザになりすぎるが、マットなウールならエレガントにまとまる。スーツ16万8300円/タリアトーレ(トレメッツォ) シャツ2万9700円/カナーリ(コロネット) ※タイは上写真の右と同じ

主張を強めたいときにおすすめなリアルなパワーV
色合わせ的にはいわゆるパワータイ的なコーデだが、ニットタイなら政治家のようにならず、様々なビジネスの場でリアルに使えそう。ジャケット2万7500円〈オーダー価格〉/麻布テーラー(Y&Mプレスルーム)シャツ3万5200円/バルバ(ストラスブルゴ) ※タイは上写真の右と同じ

高貴にして清涼感もあるパープルの攻略法
グレーにパープルというかなり高貴な色合わせも、タイがニットなら取り入れやすい。ロマンスグレーヘアのミドルにこそ推奨したいコーデだ。スーツ10万7800円/シップス(シップス 銀座店) シャツ3万3000円/ギ ローバー(バインド ピーアール) ※タイは上写真の左と同じ

ブルー系で統一するよりもぐっと新鮮な雰囲気に
このジャケットとシャツにはネイビーのタイを締めたくなるが、パープルにすることでぐっと新鮮かつ上級者的な印象に。ジャケット12万5400円〈オーダー価格〉/麻布テーラー、シャツ7700円/麻布ザ・カスタムシャツ(以上Y&Mプレスルーム) ※タイは上写真の左と同じ

※表示価格は税込みです。
撮影=若林武志 スタイリング=武内雅英 文=吉田 巌(十万馬力)
[MEN'S EX 2021年9月号DIGITAL Editionの記事を再構成]

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