2021/9/9

コスパのいい買い物が得意だと自覚している

「コスパのいい買い物が得意」というだけであればよいのですが、実はそういう自覚のある方は、周りの友人やSNS(交流サイト)などで自慢しがち。誰しも他人からの評価は気になるものです。SNSが一般化してからは特に、友人からの評価を気にするあまり、評価のために行動してしまう人が少なくないように思います。

もちろん買ったものをその後もしっかりと使っているのであれば無駄遣いにはなりません。しかし、周りからの評価目的で買ってしまうのは「本当に必要なもの」ではないことも。使わなくなったものが部屋の隅に山積みになっているかもしれません。一つ一つの値段は小さくても、まとめてみると万単位の無駄遣いになっている可能性があります。

このような習慣がある方の場合、人からの評価を気にするのをやめるというのは難しいので、まずは部屋の隅にある使っていないものをフリマアプリなどで売ってみてはいかがでしょうか。大した金額で売れなかったり、売るのに苦労したりすると、「こんな苦労をするなら買わないほうがいい」という気持ちになるかもしれません。

自分が持っている服を把握していない

コートは何着、Tシャツは何枚、スーツは何着持っていると即答できますか? 自分が持っている服を把握できていない人は、好みの服が安く売っているのを見つけるとつい買ってしまいます。そして、似たタイプの服を既に持っていて、クローゼットの奥で眠っている可能性が高いのです。安く買っても着なければ、それは無駄なお金を払ってしまったのと同じこと。

自分が持っている洋服を把握できていない場合は、一度整理して全ての洋服を記録していきましょう。最近はスマートフォンのアプリで簡単に服の管理ができるものもありますし、アナログのほうがやりやすい方はノートを1冊作ってもよいでしょう。

お金の使い道が決まっていない

何のためにいくら貯蓄をしたいのか。目的と金額を自分で意識していないとなかなか貯蓄は増えません。

「家を買うため」「海外旅行をするため」「老後のために」など、目的がはっきりしていると、通帳を見るのが楽しみになります。「あといくら」と励みにもなるので、少しでも余剰金ができると貯蓄に回す習慣ができ、徐々に貯蓄も増えはじめます。

習慣というのは1日で変えられるものではありません。しかし、「自分のこの習慣がお金がたまらない原因なんだ」と意識すると、少しずつお金の使い方が変わってくるかもしれません。「お金がたまらない」と感じている人で、今回ご紹介したような習慣に思い当たるところがある方は、ぜひ解決策をお試しください。

矢野 きくの(やの・きくの)
家事アドバイザー・節約アドバイザー。明治大学卒。女性専門のキャリアコンサルタントを経て現職に。家事の効率化、家庭の省エネなどを専門にテレビ、雑誌、講演などで活動。著書:「シンプルライフの節約リスト」(講談社)他 オフィシャルサイト https://yanokikuno.jp