「節約しているのに全然貯蓄が増えない」そんな悩みを持っている人もいるのではないでしょうか。お金の使い方は人それぞれで、家族構成や年代によっても使い方や金額に大きな違いがあります。誰かの節約方法をまねしても、それが貯蓄につながらないことも多くあります。はっきりとした正解・不正解がないもので、節約のつもりでやっていることが、実はあまり効果が出ていないということもあるのです。
今回はお金がたまらない人が陥りがちな、暮らしの習慣についてご紹介します。
広告を見比べて特売品を見逃さない
毎日スーパーの広告を隅から隅までしっかり見て、その日の特売品を購入するため、数軒のお店をはしごする買い物スタイル。また、最も安い「底値」を逃さないため、商品ごとの底値を記録した「底値帳」をつけている方もいるかもしれません。
通常より安い値段で買い物をできているのであれば、一見、節約できていてお金がたまりそうです。けれども、このような買い物を習慣にしている人の中にも「お金がたまらない」という人もいます。
それは、この買い物スタイルでは「安いものを買っている」のであり、「必要なものを買っている」ではないからです。
底値で買ったマヨネーズが何本も家にあり、棚の奥のものは賞味期限が切れてしまっているということもあるかもしれません。また買い物は店に行く回数が多ければ多いほど、無駄遣いをしてしまう可能性が高くなるものです。
特売を見逃さず、頻繁に買い物に行くことを習慣にしている人は、買い物の回数を減らし、必要なときに買うという習慣に変えてみましょう。無駄遣いを防ぐことができるようになります。
どうしても底値で購入したいという場合は、在庫の個数を決めてそれ以上は買わないと決めておきましょう。昭和の時代と違って最近は買い物ができる店舗数も増え、営業時間も長くなっています。「必要なときに無くなったら」という心配は、あまり抱かなくてよいでしょう。