2位 大阪の名門・北野高、人材の作り方に迫る

登坂アナのコメント NHK時代の親しい先輩に北野高校出身の方がいて、やはり「二重跳び」と「水泳」を経験していた。北野高校のこの伝統は、時には意味などなく、ある種理不尽とも感じるようなことが人生にはある、そんな「苦味」をあえて体験させることで、優れた人材たちに、たくましい大人になってほしいと伝えようとしている、そんな印象を持った。タフな人々が輩出されている理由は、案外ここにあったのかも。

北野高は二重跳びや水泳など「苦味」をあえて体験させる

大阪府の旧制一中(戦前地域のトップ校は「一中」と呼ばれた)であり、漫画家の手塚治虫さんやノーベル化学賞の吉野彰さん、フリーアナウンサーの有働由美子さんなどを輩出した名門校。2021年京大合格者は95人で全国トップ。ゲストにはタレントでコラムニスト山田五郎さんを迎えた。

2年生で3年生の内容を学んでいる授業の様子が紹介されるなど、さすがの進学校の側面はもちろんあるが、むしろ目を引いたのは、体育での縄跳びや鉄棒や水泳にかける並々ならぬ情熱。進学校も体が資本というわけだ。

山田さんは「合格すると、縄と数学Iの問題集を渡された」と振り返る

山田さんは「合格すると、縄と数学Iのオリジナル問題集を渡されるんですよ。入学するといきなり試験があるので、春休み中に問題集を終えて、二重跳びをできるようにしておけと」と当時を振り返る。運動会とは別に全校生徒での水泳大会が行われるのも同校の特徴だ。

自動翻訳機「ポケトーク」で有名なソースネクスト会長の松田憲幸さんもリモートで登場。英語が苦手だったからこそポケトークが生まれたという驚きのエピソードを紹介する。「挫折と挑戦」と色紙にしたため、「挫折してもタダでは起きない。挫折を機に挑戦して、逆転の手段を考える気概が身についた」と語った。

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