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デジタルライフ

小学生もクリエーター 3D印刷機で夏休みの宿題 作品を販売する主婦も

2014/8/9

3Dプリンターを活用して「クリエーター」になる個人が増えている。自分用や贈り物用では飽きたらず、インターネットを使って作品を販売するケースも出てきた。一方、3Dプリンターで夏休みの宿題を作成する小学生もいる。個人の3Dプリンター利用の最前線を追った。

材料は石こう、色鮮やかに

「かわいいのができたー!」。7月半ば、新宿区の3Dプリンター出力の専門店で、小学生のうれしそうな声が飛び交った。夏休みに親子で3Dプリンターを体験するイベントに参加した子どもたちだ。

自分のデザインを3Dプリンターで作品にする小学生

自分のデザインを3Dプリンターで作品にする小学生

タブレット(多機能携帯端末)でデザインした作品を石こうを使う3Dプリンターで造形した。

石こうの粉を薄く敷き詰め、作品を輪切りにしたような図形に沿ってのりで固め、何層にも重ねて立体物を作る仕組みだ。のりには色がつけられるため、色鮮やかなウサギやアニメのキャラクターのフィギュアが完成した。

イベントを企画したソフトウエア開発のイーフロンティア(東京・新宿)の坂口秀之Shade3Dプロデューサーは「これからは木やトンカチと同じように子供たちは3Dプリンターを使うようになる」と見る。

比較的手ごろな価格の3Dプリンターの普及が進み、個人がものづくりのアイデアを簡単に形にできるようになってきている。

調査会社のシード・プランニング(東京・文京)によると、国内の3Dプリンター市場規模は2013年に約118億円、台数にして約3300台。2020年には194億円、4万台にまで拡大すると予想している。このうち、高性能で価格も数百万から数千万円する産業向けの装置は金額に占める割合は大きいものの、台数にするとわずか数%にとどまる。

中でも急成長しているのが、主に個人が利用する100万円未満の装置だ。個人向けの装置は2020年に3万8900台と、13年の約15倍になるという。金額ベースでも20年に97億円と全体の5割に達すると予測されている。

横浜市に住む主婦の上島理砂さんは、昨年、米国製の家庭用の3Dプリンターが発売されると、すぐに予約して手に入れた。価格は約17万円だった。ミシンくらいの大きさで、普段はテレビの脇に置いてある。

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