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ウイスキークイズ10問に挑戦 1000人に聞いた正答率は

飲食店でグラスを傾ける機会がめっきり減った昨今。ウイスキーの知識があれば、再訪時に楽しめそうだ。ウイスキーについて1000人に聞き、正答率の低い順にランキングした。

■1位 シングルモルトウイスキーの定義で正しいのは?
18.8%
(1)1つの蒸留所で造る (2)単一蒸留年の原酒のみ使う (3)原料1種類で造る

近年のウイスキー人気を支えてきたシングルモルトウイスキー。この「シングル」が何を指すかは「ウイスキー初心者が間違えやすい最初の関門」。お酒の正しい知識を広める活動をしている酒育(しゅいく)の会(東京・新宿)の谷嶋元宏さんは解説する。

ウイスキーを造るには水、酵母、穀物が必要。主原料である穀物にモルトだけを使うのがモルトウイスキーだ。「モルト」は大麦麦芽。発芽した大麦のこと。「1種類の原料で造られる」と答えた人が多かったが、「シングル」がつかなくてもモルトウイスキーで使う穀物は1種類だ。シングルモルトウイスキーとは「1カ所の蒸留所だけで造られたモルトウイスキー」(谷嶋さん)だ。

モルトウイスキーとトウモロコシなど大麦以外の穀類を原料としたグレーンウイスキーを混ぜたブレンデッドウイスキーが世界で最も流通しているとみられる。かつてシングルモルトはブレンデッドを造るための原酒という位置付けだった。現在では蒸留所ごとの多様な味わいが注目を集め、ブレンデッドより高級なイメージを確立している。

ちなみに単一蒸留年の原酒を瓶詰めしたのは熟成年数に関係なくビンテージウイスキーなどと呼ぶ。蒸留年をラベルに表記するのが一般的だ。

<正解は(1)>

■2位 日本初の本格的蒸留所はどこ?
22.1%
(1)京都府 (2)大阪府 (3)宮城県

日本初の本格的なウイスキー蒸留所といえばサントリー山崎蒸溜所。前身の寿屋が1923年に建設を始め、24年から製造を始めた。所在地を京都府と答えた人が6割近くいたが、山崎の地にできて以来、移転していない。

大阪府と京都府の境にあり、最寄りのJR山崎駅が京都府側にあるため間違えやすい。場所を決めたのはサントリー創業者の鳥井信治郎。

周辺は、環境省「昭和の名水百選」に選ばれた「離宮の水」が湧出。桂川、宇治川、木津川が合流する湿潤な場所で、ウイスキーの熟成に最適だったという。豊臣秀吉が明智光秀を破った山崎の戦いの古戦場も近い。「最初にウイスキーを造ったときの蒸留責任者は後にニッカウヰスキーを創業する竹鶴政孝」(山岡秀雄さん)

<正解は(2)>

■3位 ハイボールの語源でないのは?
26.3%
(1)気分がハイに (2)グラスの泡が上る様子 (3)打ち上げられたゴルフボール

2009年ごろからウイスキーブームをけん引したハイボール。生まれた時代や場所、語源に定説はないらしい。ハイボールに詳しい、いしかわあさこさんによると、有名なのは英スコットランドのゴルフ場でウイスキーのソーダ割りを飲んでいた人の元に高々と打ち上げられたゴルフボールが飛んできて、思わず「ハイボールだ!」と叫んだのが始まりというもの。

ボールに見立てた泡が立ち上る様子から付いたという説、19世紀米国の鉄道を起源とする説もある。当時ボールをつるした信号機があり、ボールが上がれば「進め」、下がっていれば「止まれ」を意味していた。上がるボールを見てウイスキーのソーダ割りを飲んでいた駅員が「ハイボール!」と言ったのだとか。「気分がハイになる」という説はないらしい。

<正解は(1)>

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