胸元がチグハグ、原因はネクタイ? VゾーンQ&Aニューノーマルのスタンダード(4)

2021/9/21
MEN'S EX

装いの顔であるVゾーンは、大人のお洒落(しゃれ)における永遠のテーマ。鍵となるのは、基本のロジックと時代性を表すセンスの両立だ。バランスよく網羅して、着こなしのステップアップを目指そう。




【Q】 つい同系色ばかり合わせてしまう

【A】 反対色+同系色の法則で脱無難

かわりばえしないVゾーンから脱却するには、スーツと反対色のタイを取り入れると効果的。だが、紺スーツ×赤無地タイといったコントラストが強すぎる合わせには気後れしてしまうはずだ。よって、スーツの同系色・反対色が両方入った柄タイを選ぶとよし。下の図を確認しながら試してみるとわかりやすいだろう。

Study! アクセントが効きつつシックに決まる

左写真の例で解説すると、グレーのスーツに対してタイのブルーが同系色、ベージュ・赤が反対色となる。反対色が差し色として働き、パッと目に留まる新鮮さを生んでいるが、同系色が地固め役となって調和のとれた雰囲気にまとまっているのがわかるはずだ。右写真は反対色の分量がやや多い例で、よりコントラストが効いた印象に。

【Q】 王道の紺無地タイがなぜかヘン……

【A】 ネイビーの濃度に気を遣っているか?

紺無地タイは絶対に失敗しない鉄板……に思えて、実は思わぬ落とし穴がある。それは “濃度” の相性。例えば濃紺のスーツにライトネイビーのタイを合わせると、タイだけが浮いた印象に見えてしまうのだ。間違いないのは、タイとスーツの濃度を合わせること。これを意識するだけで、装いの統一感が断然上がるはずだ。

写真はともに好ましい例。左は端正でシック、右は軽やかで柔和と、雰囲気の違いこそあれ、どちらも統一感あるVゾーンにまとまっている。これが左右逆になると、途端にチグハグな印象に。明色スーツ+濃色タイという組み合わせならシャツしだいで落ち着く場合もあるが、逆の場合まず違和感は拭えないだろう。

【Q】 太ラペルのジャケットに手持ちのタイが合わない

【A】 小剣をずらして幅のバランスを取ろう

絶対のルールではないとはいえ、ジャケットのラペル幅とタイ幅は近づけるのが基本セオリー。ゆえに太ラペルのジャケットに一般的な幅のタイを合わせると、やや物足りなく感じる場合も。そんなときは、タイの小剣を横にずらして対処しよう。写真のように、タイの面積が増えることでラペルとのバランスが近くなる。胸元のボリュームに不足を感じたときに試してほしい。

【Q】 BDシャツ姿がどうもあか抜けない

【A】 襟ボタン外しでニュアンスを

ボタンダウンシャツは品行方正なイメージを演出するのにうってつけだが、ときに生真面目すぎてあか抜けない印象に映ることも。そこでおすすめしたいのが襟羽根のボタンを外して無造作なニュアンスをつける技。襟先に遊びが生まれ、がぜん洒脱(しゃだつ)な印象になる。とくに、写真のシャンブレー素材のようにカジュアルなBDシャツと好相性だ。

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