初心者から上級者まで文句なく使いこなせる

戦災を生き延びた招き猫をクローズアップで。「Z fc」の有効2088万画素センサーは克明かつ階調豊かにそのディテールを捉えた。「NIKKOR Z 28mm f/2.8(Special Edition)」のシャープさも素晴らしく、歴史の証人を高いリアル感でキャプチャーした
「Z fc」はとても小さく軽い。バッグにもスルリと入るし、大きめの冬用コートならポケットにスッポリと収まってしまう。いつでもどこにでも携行でき、「Z 50」譲りの高画質で撮影を楽しめそうだ。動作レスポンスも良好である
ニコン「Z」シリーズ初となる可動するバリアングル式画像モニターは上下左右に角度を変えられるので、セルフィー(自撮り)はもちろん、ハイ&ローアングル撮影もラクにこなす。また動物認識オートフォーカスを備えるので、このように低いアングルでも正確にネコの瞳に合焦した写真が撮れる。毛並みも後ボケもとてもイイ感じである。もちろん人間の瞳AFにも対応している
ルックスはアナログ機ライクで操作が難しそうだが、中身は最新のミラーレス一眼カメラ「Z 50」なので心配は無用だ。初心者から上級者まで各自の腕に合わせて安心して撮影を楽しめる。「白を優先する」「雰囲気を残す」「電球色を残す」の3種類から選べるオートホワイトバランスも的確で、自分の表現に合わせた仕上がりを得られる
「Z fc」は大口径で、交換レンズ後端とセンサー間の距離が短い「ショートフランジバック」のニコン「Z」マウントを採用している。優秀なレンズが数多くそろっているが、キットレンズ「NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR」の描写もなかなかのもの。外車の微妙なトーンを豊かに再現してくれた
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