アイデア会議の際に、書いたり消したりできるホワイトボード

アイデアや企画を書いたり消したりしながら考えたいときは、ホワイトボードが欲しくなる。とはいえ、テレワークでは大きなホワイトボードを置くスペースがない。そこで便利なのが、学研ステイフル(東京・品川)の「Write White(ライトホワイト)ホワイトボードノート」だ。

学研ステイフル「Write White(ライトホワイト)ホワイトボードノート」(メーカー希望小売価格、A4が1650円、B5が1320円、B6が880円)。写真は182×257ミリメートルのB5サイズ。一見リングノートにも見える

コンパクトサイズなので、ホワイトボードとして使うほか、デスクの上に置いてメモ帳として使うこともできる。たとえば電話の内容をサッとメモしたり、テレビ会議をしながら重要ポイントを書き残したりしておく用途で使ってもいい。うっかり消してしまう可能性もあるため、記録しておきたい内容は、スマホのカメラで撮影して保存しておこう。

ホワイトボードノートに付属しているペンは、0.8ミリメートルとかなり細め。通常、ホワイトボード用のペンは少し縁がぼんやりしている印象だが、このペンを使うと文字がくっきり書けるため、使っていても心地いい。

0.8ミリメートルと極細のペンが付属。ノートに書く感覚で、手書きメモが書き込める
ペンの後ろ側にはイレイサーがついているので、消したいときはサッと消せる

さっと書いてすぐ消せる電子メモパッド

もっと短くて簡単なメモを記録するのであれば、電子メモパッドとして人気が高いキングジム(東京・千代田)の「ブギーボード」が適している。2021年1月に発売された「BB-14」は、手帳として持ち運びやすいA6サイズ。75グラムと軽いため、手に持って立ったままメモを取ってもあまり苦にならない。

「ブギーボード」の魅力は、書き心地のよさ。実際に書いてみると、気持ちよくスラスラ書ける上、筆圧を変えると線の太さが変わることに驚く。書いた文字を消したいときは、本体下のボタンを押せばいい。ボタン電池1個で、約3万回消去できる。ただし全て一瞬で消えてしまうので、誤操作には注意が必要だ。

キングジム「ブギーボード BB-14」(メーカー希望小売価格3520円)のボディーカラーはキイロ、ミドリ、ネイビー、クロ、シロの全5色
付属のペンで文字を書いているだけで「気持ちがいい」と感じる。ハイコントラスト液晶なので、文字の視認性も高い
裏返してみると、上部にはマグネットが、サイドには長さを測る目盛りがついていた(目盛りは14センチメートルまで)
背面のマグネットを使って冷蔵庫などに貼り付けておくことも可能。冷蔵庫の中身を確認し、買い物メモを書いておくのに便利

ブギーボードに書いたメモは、本体に保存されないが、スマートフォンの専用アプリを使えばスキャンデータをスマートフォンに保存できる。その手順は、アプリを起動してカメラモードにした上で、ブギーボードの液晶を撮影。すると、アプリがブギーボードを認識し、メモの内容をスキャンして画像データとして保存してくれる。

専用アプリ「Boogie Board SCAN」でブギーボードのメモを読み込んだところ。「編集」をタップすると、文字や線を追加したり、背景色を変えたりすることができる

テレワークが進んで仕事環境が大きく変わった今、これまでとは異なる仕事や雑用に振り回されている人もいるだろう。そうした場合に備え、気になっていることを全部書き出せるように、デスク上の手書き環境を整えてみてはどうだろう。

(ライター 井上真花)