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消費税だけじゃない税金の話 給与明細見せ親子で会話

子どものお金

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NIKKEI STYLE

こづかいをもって買い物に出かけた子どもに、「どうして消費税がかかるの?」と聞かれたり、レシートを見て「外税ってなに?これは買ってないけど」などと言われたりしたことはないでしょうか。

子どもが触れる税金は「消費税」が主になりますが、ご存じの通り、他にもたくさんの税金があります。その使われ方について、あまりよくわからないという子が多いでしょう。

私たち大人は、税金の使われ方に様々な意見を持っていると思います。その賛否はひとまず置いておき、基本的な使われ方、税金の意義は、子どもにも知っていてほしいと思います。

税金はなぜ払う?

税金は、なぜ払うのでしょうか。税金を負担することで、手取りが少なくなったり、買い物時には支払う金額が多くなったりします。これを当たり前のように受け止めて暮らしていますが、もし税の負担が少なくなったら、生活はもう少し楽になるのではないか、とも思わされます。

税への関心度合いが低いせいなのか、今の社会生活で受ける公共サービスも、企業から受けるサービスと同じように受け止めがちです。ですが改めて考えると、この「公共サービス」を公平に受けるために支払っているのが税金。消防や警察、福祉、医療、教育、ライフラインの提供、ゴミ収集などの環境整備のための費用や高齢者がもらう年金の一部にもなっているなどということは、よくわかっているはずですが、生活の中ではつい忘れがち。税金を納めることは国民の義務で、守られた社会生活を送るための会費のようなものですから、この税と公共サービスについて、お子さんに教えてあげてください。

また、消費税が上がるときには大きなニュースになり、選挙時には「消費増税反対」などと言う候補者がいる理由についても、お子さんと話し合ってみるとよいでしょう。税と暮らしが結びつけば、お子さんの関心の幅も広がります。

給与明細に記載されている所得税や住民税

お子さんに税金の話をするときには、ぜひ親御さんの給与明細を見せてあげてください。というのも、そこには、所得税、住民税が記載されているからです。親が給料から支払っている税金についても知ってもらいましょう。消費税のほかにも、いろいろな種類の税金があることを知り、それがどう使われているのかが分かると、「働く」ということと「税金を納める」ことの関係が分かります。お子さんにとって、消費税以外に身近に知ることができる税が増えることになります。

これは子どもが育ち、働き始めるときに役立ちます。明細から自分が支払っている税金について理解でき、自分の収入について戸惑いません。よく言われる社会人2年目から引かれる「住民税」で手取りが減ることも、当たり前に受け止められます。

我が家では、家族マネー会議の時に子どもたちに給与明細を見せています。給与から引かれている所得税、住民税が父親、母親で異なる理由や、課税される対象期間などについて教えることもあります。明細の中では健康保険料、年金保険料も引かれていますから、税金のほか、それら社会保険料についても伝えると、社会の仕組みが見えてくるようです。そして、やがて独立するときには、自分の身の回りの税金などについて理解して、社会に出ていけるのです。

社会で生きる知識と知恵を育てる

税金について伝えようと思うと、国税と地方税、直接税、間接税といった税のかかり方の違いや、酒税、たばこ税、相続税、贈与税など50近くの種類があることで、何から教えるべきか迷ったり、つい話が難しくなってしまったりと、なかなかうまくいかないかもしれません。

まずは難しい話はやめ、基本的なところだけを伝えるとよいでしょう。

そして、税のことがある程度分かったら、余分な税金を納めなくてもよいよう「節税」も考えられると、より頼もしいですね。

我が家の子どもたち、特に高校生以上の社会に出ることを意識しはじめた子どもたちは、ふるさと納税やiDeCo(個人型確定拠出年金)などへの関心が高いです。長女、次女は就職したその年からふるさと納税をし、納税の義務を果たしながら、特産品をいただいています。また、iDeCoを始め、所得税や住民税の減額も意識しており、源泉徴収票や特別徴収税額の通知書をじっくりと見ています。

もちろん、まだわからないこともあり、兄弟間で相談したり、私に聞きに来たりすることもあります。けれども、納税し、公共サービスを受けながら、社会で賢く生きていくための知識と知恵は持っていると思います。

そういう意味でも、税金を納めるということの意味を子どものうちから知らせておくことは、大切だったと実感しています。

横山光昭(よこやま・みつあき)
家計再生コンサルタント、株式会社マイエフピー代表。お金の使い方そのものを改善する独自の家計再生プログラムで、家計の確実な再生をめざし、これまでの相談件数は2万3000件を突破。著書に『はじめての人のための3000円投資生活』『年収200万円からの貯金生活宣言』など。オンラインサロン「横山光昭のFPコンサル研究所」を主宰。

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