――こちらの赤と茶のしまの靴下はどのように合わせましょうか。

石津「デッキタイプのシューズと黒のパンツをつなぐ役目としてこうするのはどう?一見難しそうだけど、合わせやすい靴下だね」

安藤「ロンドンの金融街シティーで働く金融マンはスーツに赤い靴下を合わせている人が多くて、それが印象的でした。英国人は靴は黒が多いから黒い靴に赤い靴下」

多色を使った横じまを構成する色がデッキタイプのシューズとパンツの色にリンクしている

足元から考えてみるコーデ

――今度は靴を変え、カジュアルなオンスタイルのコーデを足元から考えていきましょう。靴はチャッカブーツにしましょうか。

石津「チャッカブーツは茶色だから、僕はこのブルーや茶系が入ったしまを合わせてみたいな。ブルーと茶の組み合わせはしっくりくるね。安藤さんの着こなしは、これとは違う靴下にしてもらおう。せっかくだからアーガイルにしようよ」

ブルー系統の横じま(左)とアーガイルはこんな組み合わせに。カジュアル主流のいまのビジネススタイルをイメージした

安藤「それならブーツの茶に合わせて、パープルのアーガイルなんてどうですか。デニムっぽい服との相性がいいんです。上はネイビーでつないで紺ブレを選びました。僕なりの合わせ方で、チーフもパープルにさせてください」

石津「たとえば、シェトランドニットなどで紫のアーガイル模様が入ったセーターがあるよね。紫って結構、ベーシックカラーなんです。ブーツから少しのぞく靴下がきれいに見えるね」

茶のチャッカブーツから連想したカジュアルなオンスタイルの安藤さん。デニムや紺ブレのネイビーとバンドカラーのブルーのシャツにパープルの差し色が効果的だ

――オンもオフもいけるすてきなコーデです。でもオンライン会議だと上半身しか映らず、足元が見えなくて残念。

安藤「足には、ここにいるぞ、という存在感がありますもんね」

石津「僕らのころは靴下といえば黒ばかり。できるだけ目立たないようにしていたものだけど、こうして皆であれこれ組み合わせを考えてみると、ほんとうに楽しいね」

――2回目のテーマは遊びのスタイル。ひと味違うスニーカーとの合わせ方も登場します。

(聞き手はMen's Fashion編集長 松本和佳)

石津祥介
服飾評論家。1935年岡山市生まれ。明治大学文学部中退、桑沢デザイン研究所卒。婦人画報社「メンズクラブ」編集部を経て、60年ヴァンヂャケット入社、主に企画・宣伝部と役員兼務。石津事務所代表として、アパレルブランディングや、衣・食・住に伴う企画ディレクション業務を行う。VAN創業者、石津謙介氏の長男。

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