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楽天・アマゾンにヤフーも台頭 ネット通販「最安」探し もっと得するネット通販(上)

2014/8/11

日経パソコン

アマゾンや楽天市場に代表されるモール型通販サイト。Yahoo! ショッピングが方針転換を打ち出すなど、新たな動きも起こっている。現状を整理した上で、各サイトをお得に使うためのノウハウを紹介する。

買い物の手段として存在感を増す一方のネット通販。MM総研の発表によれば2013年度の個人向けEC(電子商取引)の市場規模は15.9兆円。消費市場全体の5.6%に達する。今後も2桁成長が続く見込みという。

ネット通販の代表的存在といえば、さまざまな分野の店舗が店を構える、いわゆる「モール型」のサイトだ(図1)。今や、家電量販店やスーパーマーケットなどが独自に運営する通販サイトや、衣料品や食料品など特定の分野に特化した販売サイトもひしめく。だが、こうした勢力に押されることもなく、モール型の通販サイトは拡大を続けている。

図1 総合モール型通販サイトの概要

モール型の通販サイトには、多彩な品ぞろえの中から商品を探せるという利点がある。各店舗が競争を繰り広げることで、ユーザーがより安く便利に商品を購入できる可能性も高まる。こうしたモール型通販サイトの新たな潮流を理解し、もっとお得に活用するための方法を見ていこう。

■巨大モールの仕組みに違い

モール型の通販サイトといえば、すぐ名前が挙がるのは、米アマゾン・ドット・コムが運営する「Amazon.co.jp」(以下、アマゾン)と、楽天の「楽天市場」だろう。いずれも巨大モールだが、サービスの性質には違いがある(図2)。

図2 アマゾンは自社のセンターから配送するサービスと、外部の店舗が販売・配送する「マーケットプレイス」を組み合わせている。楽天市場は加盟店による販売が中心。一部、楽天の直販サービスもある。店舗が在庫をアマゾンや楽天の配送センターに預けておき、両社が配送する場合もある

アマゾンでは、全国に設けた配送センターを使って、自ら商品の販売・配送を手掛ける。それに加えて、外部の店舗が出店できる「Amazonマーケットプレイス」という仕組みを用意。現在では、法人・個人合わせて約16万1000店が出店している。

一方の楽天市場は、外部の店舗による販売が中心だ。サービス開始時は13店舗だった出店数が、現在では4万を超えるまでに増えている。

■2強に挑む注目のサービス

図3 Yahoo! ショッピングは2013年10月、出店にまつわる手数料を無料化(左)。広告を収益の柱に据えた。出店に対するハードルが下がったことから、出店用のID発行数が急増した(下、ヤフーの決算資料より抜粋)

“2強”ともいえるアマゾンと楽天市場に挑む動きも活発化している。例えば、ヤフーが運営する「Yahoo!ショッピング」。2013年10月に、出店店舗に対して、出店や販売の手数料を無料化した(図3)。

その結果、Yahoo!ショッピングに新規出店する店舗が急増した。商品数も約1億点と、前年同期比で4割ほど増えている。「2014年度中に、商品数で楽天市場に追い付けるのではないか」(ヤフー ショッピングカンパニー ショッピングユニットマネジャー サービス企画本部 本部長 安房正浩氏)。価格面でも、2強をしのぐケースがあるという。

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