N
アート&レビュー
エンタウオッチング

元乃木坂46伊藤万理華 映画主演、自粛中も役のままで

2021/9/3

エンタウオッチング

日経エンタテインメント!

名優・勝新太郎を敬愛する時代劇オタクの女子高生ハダシは、撮りたい映画のイメージにぴったりの青年、凛太郎と出会う。凛太郎を口説き、7人の仲間を巻き込んで映画監督に挑むハダシだったが、凛太郎はなんとタイムトラベルしてきた未来人だった……。CMなどで活躍する松本壮史が監督を務め、人気劇団「ロロ」の三浦直之が脚本を手掛けた映画『サマーフィルムにのって』。2017年に乃木坂46を卒業後、俳優・クリエーターとして活動してきた伊藤万理華が、ハダシ役で主演した。

1996年2月20日生まれ、神奈川県出身。2011年に乃木坂46の1期生オーディションに合格し、17年に卒業。同年、個展『伊藤万理華の脳内博覧会』を開催して3万人以上を動員。初主演映画は『アイズ』(15年)。地上波連ドラ初主演作『お耳に合いましたら。』(テレビ東京)放送中

「オファーを受けたのは18年です。松本監督は乃木坂46で他のメンバーの個人PVを撮っていて気になる存在でした。脚本を読むと映画を作る話に、恋や友情、SF要素も入っていて盛りだくさん。ワクワクドキドキできて、本当に面白かったです。

ハダシは時代劇が好きで、言動も面白くて。キャラが立っているところが魅力的だなと思いました。自分に共通しているのは、モノ作りが好きなところ。1個のことに集中すると、他のことが見えなくなるくらい突っ走っちゃうところもそっくりで、共感できました。

役作りでは髪をショートに。好きなものに没頭していたら見た目も気にしないと思ったので、まゆ毛はあえて伸ばしっぱなしにしました。それから、監督に『見ておくべき勝新太郎作品リスト』をいただいて、『座頭市』から見始め、勝新の生き様なども調べました。

現場で力を入れたのは、劇中で一緒に映画を撮影する『ハダシ組』のみんなと仲良くなること。普段から友達で、その空気感を映像として記録しただけ、みたいな感じにしたくて、ずっとおしゃべりしたり、チェキを買って現場に持ち込んだりしました。

大変だったのは、撮影の途中で新型コロナウイルスの自粛期間になって、3カ月も空いてしまったこと。いつ再開できるか分からないし、このまま誰にも届かない作品になってしまうかもしれないと思うと不安で、プライベートもままならない。撮影はなくてもずっとハダシでいるようにしました」

注目記事
次のページ
映画の尊さを知ってほしい