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廃線跡、ペダルでGO! レールバイクで絶景満喫

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NIKKEI STYLE

 廃線となった鉄道の線路に自転車を固定して走る「レールバイク」が新たな観光スポットとして注目を集めている。トンネルの中や鉄橋の上など通常では見ることができない風景を楽しめる点が好評で、レジャーとして楽しむ家族客やカップルが目立つ。

「線路上」ならではの風景

7月25日午前11時、岐阜県飛騨市のレールバイク「ガッタンゴー!!」の乗り場に家族客ら約40人が集まった。飛騨市のレールバイクは、旧神岡鉄道の奥飛騨温泉口駅から出発し、神岡鉱山前駅で折り返す往復約6キロメートルのコース。参加者は自転車に乗りながら、鉄橋の上を走ったり、トンネルの中をくぐったりするなど線路を活用したレールバイクならではの風景を楽しんでいた。

同市のレールバイクは2006年に廃線となった神岡鉄道の施設を有効活用するため、地元の有志が考案し07年から始めた取り組みだ。料金は通常のマウンテンバイクで2千円(2人利用)、電動アシスト付きのマウンテンバイクで3000円(2人利用)など。

友人や家族らと一緒に自転車をこぎながら山あいや渓谷などの景色を楽しめる点が好評で、13年の4~11月の利用者は前年比3割増の2万6千人と大幅に増加。14年4~7月の利用者も前年を2割上回って推移しており、8月の予約も「8月中旬までは予約でほぼ満員」(レールマウンテンバイク事務局の田口由加子さん)となるほどの人気だ。

25日に家族4人で参加した埼玉県上尾市の会社員、大沢徳高さん(36)は「鉄橋や渓谷など線路上を走らなければ見ることができない風景を見ながら走れて気持ちよかった」と笑顔。妻(47)と長女(26)と3人で訪れていた愛知県長久手市の川本健治さん(54)も「レールの上を走る経験は初めて。レールのつなぎ目を自転車で通過する時の音や振動が新鮮だった」と話していた。

人気の高まりを受けて、飛騨市は約1億8000万円を投じて、3.4キロメートルのコースの新設を検討している。受け入れ体制を整えることで、観光客の増加に対応する考えだ。

レールバイクは廃線の有効活用につながるほか、観光スポットとして話題性も高いため導入する動きが広がり始めた。

トンネルの中は涼しくて快適

鉱山の中にあった鉄道を転用したのは三重県熊野市。3月に熊野市が出資する熊野市ふるさと振興公社が旧紀州鉱山坑道にレールバイクを導入した。

熊野市の入鹿温泉と湯ノ口温泉を結ぶ全長約1.1キロメートルを往復するコースで、2台の電動アシスト自転車を並行して連結し、坑道のレールの上を走る。自転車後部に2人乗りのベンチシートも連結でき、4人まで同時に利用することができる。

料金は1往復で2600円(2人利用時)。かつての鉱山坑道のため、走行区間の大半はトンネルの中を走るコースになっており、鉱石の運搬に使われていた坑道内の雰囲気を味わうことができる。市ふるさと振興公社によると「今年3月の開業以降、当初予想を上回るペースで利用者が増えている」といい、レールバイク目当てに訪れる観光客も多いという。

家族4人で参加した三重県菰野町の会社員、家坂秀樹さん(41)は「トンネルの中は涼しく夏でも快適。かつての鉱山で働いている人たちの気分が味わえた」と満喫していた。

このほかにも今年6月に開業した秋田県小坂町の小坂鉄道レールパークでも09年に廃線になった旧小坂鉄道にレールバイクを導入している。

遊休資産となっている廃線を観光資源として再利用することができるレールバイクへの注目は年々高まっており、長野県や北海道などの自治体で導入を検討するケースも増えている。旅先のレジャーとしてレールバイクの存在感は今後、ますます高まりそうだ。(篠原英樹)

[日経MJ2014年8月1日掲載]

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