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9割の市販薬がネット購入可能に、偽薬局にご用心

2014/8/3

日経ヘルス

薬に関する法律が改正され、2014年6月12日から、ほぼすべての市販薬(OTC医薬品)がネットで購入可能になった。忙しくて薬局に行けない人には便利で、例えば水虫薬など対面販売では購入しづらかった薬が買いやすくなったが、注意点もある。

■改正薬事法で薬のネット通販ルールが変更

「今回の法改正で99.8%の市販薬が購入できるようになった。ただ、市販薬でも重い副作用が出ることがあり、消費者の自己責任が増したのは間違いない。薬を選ぶ際に事前に薬の添付文書を熟読し、効果と副作用、普段使っている薬と併用しても問題ないかを必ず確認してから購入を」と東京薬科大学薬学部の渡辺謹三教授は強調する。

法改正の発端は2013年1月、全ての市販薬のネット販売を求めた行政訴訟でケンコーコムらネット販売業者の勝訴が確定したこと。従来は副作用などの心配が少ない「第3類医薬品」しか通販できなかったが、勝訴以降は事実上、全面解禁されていた。

「スイッチ直後品」は、販売から3年後に安全性が確認されればネット販売が可能に

今回の改正では新たに要指導医薬品が指定。この20品目は店頭で薬剤師の説明を理解したうえで、使う本人しか購入できない。

改正後、ネットで買えない薬(要指導医薬品)が指定された
●スイッチ直後品(15品目)
・ストナリニ・ガード、アレジオン10、アレグラFXなど(アレルギー用薬)
・エルペインコーワ(生理痛用薬)
・アンチスタックス(むくみ等改善薬)
・ナロンメディカル(解熱鎮痛薬)
・エパデールT、エパアルテ(中性脂肪異常改善薬)
・近日発売予定の月経前症候群治療薬や膣カンジダ用薬、アレルギー用薬など
●劇薬(5品目)
・エフゲン(殺菌消毒薬)
・ガラナポーン、ハンビロンなど(勃起障害等改善薬)
ネット販売禁止の要指導医薬品(6月12日現在20品目)は、販売記録を残すなどルールが厳格化された。

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