JR山手線は車両ごとの混み具合をリアルタイム公開
鉄道会社のアプリも、自動改札機の入場・出場記録や電車内でのスマホの位置を収集するなどして、独自に分析した混雑情報を公開している。
JR東日本はスマホ版の「JR東日本アプリ」で、多くの路線で電車の運行状況や混み具合をほぼリアルタイムで公開している(図8、図9)。


山手線では車両ごとの混み具合までわかる(図10、図11)。混雑を回避するために、すいている車両を選んだり、1本電車を遅らせたりといった使い方が可能だ。


東京地下鉄(東京メトロ)のスマホ版「東京メトロmy!アプリ」でも、丸ノ内線と銀座線は車両ごとの混み具合がわかる(図12)。また、各駅の通常の混雑状況を時間帯別に公開しているので、時差出勤によって混雑を避けたり、行楽の出発時刻を決めたりするのに役立つ(図13)。


(ライター 岡野幸治)
[日経PC21 2021年10月号掲載記事を再構成]